Samsung Exynos 7904のGPUクロック数は845MHz、Exynos 7885からCPUとGPU共に低クロックに

Samsung Exynos 7904のGPUクロック数は845MHz、Exynos 7885からCPUとGPU共に低クロックに

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Samsung Exynos 7 Series 7904のGPUクロック数がSamsungが公開したカーネルソースから判明しました。

情報元は同プロセッサーを搭載したSamsung Galaxy M20(SM-M205F)で、バージョンはM205FDDU1ASA9です。

 

Exynos 7904にはARM Mali-G72 MP2が搭載されており、カーネルソースによると最大クロック数は845MHzとなっています。設定値は1300MHz、1200MHz、1100MHz、1001MHz、845MHz、675MHz、545MHz、450MHz、343MHzとなっていますが、最大クロック数は845MHzと設定されています。カスタムカーネルを用いてその制限を撤廃すると1300MHzまでオーバークロックが可能です。

この他サーマルスロットリングが働くと675MHz、545MHz、450MHz、343MHzで動作します。

 

Exynos 7904はExynos 7885の低クロックモデルとして開発されており、CPUは2xARM Cortex-A73+6xA53の構成で同じですが、クロック数はExynos 7904が1.8GHz+1.6GHzでExynos 7885が2.2GHz+1.6GHzとなっています。

そして、GPUも同じ構成を採用していますがExynos 7904は845MHzでExynos 7885は1100MHzとなっていますので、CPUとGPU共に低クロックに仕上げられていることがわかります。

 

ちなみに、Exynos 7904には上位モデルとなるExynos 7905を開発していることがSamsungによって明らかにされていますが、発表はしておらず初搭載機も不明です。しかし、Galaxy M20のカーネルソース内にはExynos 7905のGPUの設定値が記述されているファイルが存在しており、設定値は全く変わりはありませんが最大クロック数が1100MHzとなっていることがわかりました。

おそらくですが、Exynos 7905はExynos 7885からCPUだけ低クロックになるプロセッサーになる可能性があります。

 

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