Samsung Exynos 9611を発表、6400万画素に対応したミドルレンジプロセッサー

Samsung Exynos 9611を発表、6400万画素に対応したミドルレンジプロセッサー

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Samsungがミドルレンジモデル向けプロセッサーとしてSamsung Exynos 9611を発表しました。Exynos 9611はBluetooth SIGにて存在が確認取れている製品で、Exynos 9610をベースモデルとして上方向のマイナーチェンジモデルとなっています。

初搭載機はインド市場向けに発表されたSamsung Galaxy M30sとSamsung Galaxy A50sです。

 

名称 Exynos 9611 Exynos 9610 Exynos 9609
CPU 4xA73 + 4xA53 4xA73 + 4xA53 4xA73 + 4xA53
クロック数 2.3GHz + 1.7GHz 2.3GHz + 1.7GHz 2.2GHz + 1.6GHz
GPU Mali-G72 MP3 Mali-G72 MP3 Mali-G72 MP3
クロック数 1053MHz(?) 1053MHz 1053MHz
カメラ シングルカメラ 6400万画素

デュアルカメラ 1600万画素+1600万画素

シングルカメラ 2400万画素

デュアルカメラ 1600万画素+1600万画素

シングルカメラ 2400万画素

デュアルカメラ 1600万画素+1600万画素

ディスプレイ WQXGA (2560×1600) WQXGA (2560×1600) WQXGA (2560×1600)
ストレージ UFS 2.1

eMMC 5.1

UFS 2.1

eMMC 5.1

UFS 2.1

eMMC 5.1

RAM LPDDR4x

LPDDR4

LPDDR4x

LPDDR4

LPDDR4x

LPDDR4

LTE LTE Cat.12 3CA 600Mbps (DL) /Cat.13 2CA 150Mbps (UL) LTE Cat.12 3CA 600Mbps (DL) /Cat.13 2CA 150Mbps (UL) LTE Cat.12 3CA 600Mbps (DL) /

Cat.13 2CA 150Mbps (UL)

接続 Wi-Fi 802.11ac

Bluetooth 5.0

FM Radio

Wi-Fi 802.11ac

Bluetooth 5.0

FM Radio

Wi-Fi 802.11ac

Bluetooth 5.0

FM Radio

GNSS GPS

GLONASS

BeiDou

Galileo

GPS

GLONASS

BeiDou

Galileo

GPS

GLONASS

BeiDou

Galileo

製造プロセス 10nm FinFET 10nm FinFET 10nm FinFET

Exynos 9611とExynos 9610の大きな変更点はシングルカメラの対応解像度で、Exynos 9611は最大6400万画素に対応している一方でExynos 9610は2400万画素に対応しています。

この他の違いはほとんど無く、昨今のはやりでもある高解像度カメラに対応するためだけに生まれたプロセッサーとなりそうです。

 

CPUにARM Cortex-A76やCortex-A75ではなくCortex-A73を採用している点や、GPUにMali-G76やMali-G52ではなくMali-G72を採用しているので時代遅れなのは否めません。特に通常この様なところで遅れを取っているMediaTekでさえCortex-A76やMali-G52を新プロセッサーに採用しているので、Samsungにおけるミドルレンジ市場はかなり遅れを取っています。

 

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