Qualcomm未発表製品“Shima”は特別なAdreno 660を搭載か

Qualcomm未発表製品“Shima”は特別なAdreno 660を搭載か

Processor/Platform

Qualcommが高性能な製品として“Shima”を開発中で、GPUにSnapdragon 888 5Gと同じAdreno 660が搭載されることが明らかになっていますが、このAdreno 660はSnapdragon 888 5Gのとは少し異なる可能性が出てきました。

 

Xiaomiが公開したXiaomi Mi 11のKernel Source内にはQualcommが現在製品化・開発中であるGPUのリストが記載されているファイルが存在しており、その中に“Shima”が採用するGPUを表す“adreno_gpu_core_a660_shima.base”が記載されていることがわかりました。これは“Shima”がAdreno 660をGPUに採用することがわかりますが、上部に記載されている情報と照らし合わせると、この製品だけ特殊な記載方法であることがわかると思います。

 

そして、このリストに記載されていたAdreno 660、Adreno 660 v2、Adreno 660 Shimaを並べてみると、なにも変わった点は見当たらないと考えてしまいますが、Adreno 660とAdreno 660 v2は“hang_detect_cycles”が0xcfffff(十進法で13631487)、Adreno 660 Shimaは0x3ffff(262143)と記載されていること、“highest_bank_bit”がAdreno 660とAdreno 660 v2は16と記載されているのに対してAdreno 660 Shimaは15と記載されていることを考えると、Shimaが採用するAdreno 660は少しだけ性能が落とされている可能性があります。これはGPUの周波数が異なるという性能の落とし方ではなく、Adreno 660とAdreno 660 v2が同じ数値が記載されているので、GPUそのものの性能が下がっていると考えています。

 

ちなみにリストにはAdreno 650とAdreno 650 v2の記載がありますが、これはSnapdragon 865 5GSnapdragom 865 Plus 5Gを表していますので、Adreno 660とAdreno 660 v2はSnapdragon 888 5GとSnapdragon 888 Plus 5Gを表していると考えています。そのため、Snapdragon 888 Plus 5Gを開発中であることはほぼ確定と言えます。