Qualcomm SM7250がGeekbenchに登場、5G通信に対応したSnapdragon 7シリーズの製品

Qualcomm SM7250がGeekbenchに登場、5G通信に対応したSnapdragon 7シリーズの製品

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5G通信に対応したミドルレンジモデル向けプラットフォームQualcomm SM7250がCPU性能を計測するのに長けているGeekbenchに姿を現しました。

 

計測に使用されたデバイスはvivo V1907A、Android 10、8GB RAMを採用しています。シングルコア性能が2,758点、マルチコア性能は6,419点でミドルレンジモデルの枠組みに収まっています。

 

開発者向け隠しコードを利用するとCPUの構成や、GPUの型番が判明しました。CPUは1+1+6のオクタコア構成で、1コアは2.36GHz(2361MHz)、1コアは2.32GHz(2323MHz)、6コアは1.73GHz(1728MHz)となっています。CPUに採用しているマイクロプロセッサはARM Cortex-A76+ARM Cortex-A76+ARM Cortex-A55になります。今現在Qualcommが発表しているプラットフォームで1+1+6のオクタコア構成を採用しているものはありませんので、今回登場したものは未発表製品となります。

GPUは型番が判明し、Adreno 6シリーズに属するAdreno 620となっています。

 

今回のスコアをSnapdragon 730G、Snapdragon 712、Snapdragon 675と簡単に比較。シングルコア性能では優位に立つことが出来ましたが、マルチコア性能は残念ながらそれほど良いスコアは出ていません。Snapdrafon 730GはA55コアが1.8GHzですが、SM7250は1.73GHzなのでスコアがそれほど伸びなかったのだろうと考えています。

 

Qualcommは5G通信に対応したSnapdragon 7シリーズを搭載した商用機は2019年Q4(10月-12月)にリリースされると発表しており、vivo V1907Aのようにしっかりと製品名で計測されているので近い将来に発表会が開催されるでしょう。

 

 

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