4月13日に発表された2016年度のProシリーズスマートフォン、Meizu Pro 6が中国国内でいまいち盛り上がっておりません。
まだMeizu m3 noteに関心を寄せている人をよく見かけます。価格破壊起こしていますしね・・・。
せっかくのProシリーズスマートフォンというのに、何故盛り上がらなかったのかといいますと、前年度発表されたMeizu Pro 5の存在が起因となっております。
何故、前年度のMeizu Pro 5のせいで盛り上がらないのかを解説していきます。
簡単にスペック比較
モデル | Meizu Pro 5 | Meizu Pro 6 |
---|---|---|
発売日 | 2015年10月18日 | 2016年4月23日 |
OS | Flyme OS 5.1 (Android OS 5.1) | Flyme OS 5.2 (Android OS 6.0) |
CPU | Exynos 7420 (8コア) | Helio X25(MT6797T) (10コア) |
GPU | Mali-T760 | Mali-T880 |
RAM | 3GB / 4GB LPDDR4 | 4GB LPDDR3 |
ROM | 32GB / 64GB | |
ディスプレイ(解像度) | 1920 x 1080 (FullHD) | |
ディスプレイサイズ | 5.7インチ | 5.2インチ |
カメラ | ||
2100万画素 | ||
500万画素 | ||
サイズ(縦 x 幅 x 厚) mm | 156.7 x 78.0 x 7.5 mm | 147.7 x 70.8 x 7.25 mm |
重量 | 168g | 160g |
外部メモリ | 対応 (128GB) | 非対応 |
バッテリー | 3050mAh | 2560mAh |
その他機能 | NFC | 3D Press |
価格(元) | 2799元 / 3099元 | 2499元 / 2799元 |
ぱっと見ると、進化しているように見受けられますが、細かい所を見ていくと退化しているところがあります。
SoCのCPUプロセスが14nmから20nmに下がっていること、GPUがMali-T760 MP8からMali-T880 MP4に下がっていること、内蔵ストレージの規格がUFS 2.0からeMMC 5.1に下がっていること、RAMがLPDDR4からLPDDR3に下がっていること、バッテリー容量が3050mAhから2560mAhに下がっております。
機能的なことではNFCや外部メモリが非対応になっております。
進化・・・していますでしょうか?退化しているようにも見ることが出来ます。
さらに、脱Exynosなのかわかりませんが3D処理に弱いMediaTek製のSoCを何故か利用していまず。
Helio X25を採用した理由として、バッテリーの持ちや動作の滑らかさを優先したといっておりますが、筐体サイズの縮小によりバッテリー容量が下がっているからHelio X25にせざるを得なかったのではないでしょうか?
さらにmPayというNFCを利用した決済サービスを行っているのに、NFCを排除してしまうという謎の試み。
と、必要な機能の排除やスペックダウンで前年度のMeizu Pro 5とあまり値段が変わらないのです。
盛り上がる要素ありますか?正直がっかりレベルです。
一般にも販売され始めれば評価は変わるかもしれませんが、今のところ中国で話題のスマートフォンはHuawei P9とXiaomi Maxです。
Meizu Pro 6が比較されるという事が一切ないので、いろいろがっかりしたんだろうなぁと思っております。
Meizu Pro 6のスペックは、Android 6.0をカスタマイズしたFlyme OS 5.1、1920 x 1080の5.2インチSuperAMOLED ディスプレイ、SoCにMediaTek製10コアのHelio X25(MT6797T)、GPUにMali-T880、RAM 4GB / 内蔵ストレージ 32GBと64GB、背面カメラ2100万画素 / 前面カメラ500万画素、バッテリー容量は2560mAhとなっております。