Meizuが今となっては珍しい白ベゼルのスマートフォンを販売することが出来る理由

Meizuが今となっては珍しい白ベゼルのスマートフォンを販売することが出来る理由

スマートフォンを販売する上で絶対に考えないといけないものはSoCの性能やカメラ性能の他に「デザイン」があります。フルディスプレイにするためにポップアップ式カメラを採用したり、スライド機構を採用したりとスマートフォンのデザインにこだわりを持っていない企業は存在しないと考えていますが、その中でもMeizuはひときわデザインにこだわっているように見受けられます。

そのひとつとして「白ベゼルのスマートフォン」が挙がります。

 

どの様なスマートフォンを想像してもらっても構いません。ブラック、ホワイト、ブルーのカラー展開を行っているスマートフォンがあった場合、ホワイトカラーのベゼルの色は何が思い浮かびましたか?これを2013年に聞くとホワイトと答える人が多いと思いますが、2019年の今はブラックと答える人が多いでしょう。

SamsungやHuawei、Appleのような非常に優れた企業でもホワイトベゼルのスマートフォンは最近はない、もしくはかなり少ないと考えています。

 

上の画像は5月末に行われたMeizu 16Xsの発表会で出された資料で、ノッチデザインを採用した場合にホワイトベゼルだとこの様になると発表したものです。左側はなんとかデザインとして発表できそうだと思いますが、真ん中と右側はカメラが悪目立ちしてしまい、これはスタイリッシュなデザインとは言えません。特に最近は「いかにして自然に前面カメラを配置するか」が重要視されていますので、ノッチデザインとホワイトベゼルの相性は最悪です。

 

一方でMeizuは対称美学のスローガンのもとにスマートフォンを設計しており、違和感なく前面カメラを配置する事が出来ていると思います。この対称美学は左右対称だけでなく、上下対称、斜めにおいても対称になるべきだと考えているものです。似た美学を持っていたSamsungはGalaxy S10シリーズで画面内にカメラを埋め込みましたので、今の所この美学を追求しているのはMeizuが唯一と言っても過言ではないでしょう。

 

褒めちぎりましたが、重要な点としてホワイトベゼルを求めている人がどれ程いるのかが問題です。どんなにMeizuがこだわっても消費者がそれをあまり気にしていないのであればこのデザインはニッチな市場に向けて発表しているものになり、目標としている売上には結びつかないでしょう。

目まぐるしく変わる業界ですので、いつかこだわりを捨てる時が来るかもしれません。そのときに過去の自社を侮蔑しないように行動してほしいと考えています。