2018年に発表されたスマートフォンを振り返る

2018年も終わりに差し掛かっています。様々な認証機関を見たところ今年新たに発表する機種はないので、2018年に発表されたスマートフォンを振り返ってみたいと思います(表示している価格は発表時)。今年は運営方針がCEOの黄章(Jack Wong)氏主体の運営に変更、既存のPRO・MX・Mシリーズの廃止、新シリーズの開設、CEOが忌避していたノッチデザインを採用など大きな動きが有りました。

今年発表されたスマートフォンの数は16種類で、Q1(1月-3月)は2機種、Q2(4月-6月)は5機種、Q3(7月-9月)6機種、Q4(10月-12月)は3機種です。

 

旗艦シリーズ(Meizu 16シリーズ)

名称 Meizu 16th Meizu 16th Plus Meizu 16 X
SoC SDM845 SDM845 SDM710
ストレージ 6GB+64GB

6GB+128GB

8GB+256GB

6GB+128GB

8GB+128GB

8GB+256GB

6GB+64GB

6GB+128GB

カメラ(前/後) 20MP

12MP+20MP

20MP

12MP+20MP

20MP

12MP+20MP

バッテリー 3010mAh 3640mAh 3100mAh
インチ数 6.0 6.5 6.0
解像度 2160×1080 2160×1080 2160×1080
価格 2698元

2998元

3298元

3198元

3498元

3998元

2098元

2398元

発表日 8月8日 8月8日 9月19日

旗艦シリーズは既存のPROシリーズとMXシリーズが合併されたシリーズと考えるのが正しいでしょう。特にMeizu 16シリーズはMEIZUとして初めてQualcomm製フラッグシップモデル向けプラットフォームを採用し、更に前年度モデルのSnapdragon 835ではなく今年度モデルのSnapdragon 845を採用するといった今までと異なったスマートフォンに仕上がりました。

価格はXiaomi Mi 8と比較して1元安い設定を行い、そのことから大きな注目を集めました。ただ、注文数がMEIZUの予測を大きく上回り、発送遅延に発展するなど落ちぶれた企業であることをを露見させるスマートフォンとなってしまいました。

 

旗艦シリーズ(Meizu 15シリーズ)

名称 Meizu 15 Plus Meizu 15 Meizu M15
SoC Exynos 8895 SDM660 SDM626
ストレージ 6GB+64GB

6GB+128GB

4GB+64GB

4GB+128GB

4GB+64GB
カメラ(前/後) 20MP

12MP+20MP

20MP

12MP+20MP

20MP

12MP

バッテリー 3500mAh 3000mAh 3000mAh
インチ数 5.95 5.46 5.46
解像度 2560×1440 1920×1080 1920×1080
価格 2999元

3299元

2499元

2799元

1499元
発表日 4月22日 4月22日 4月22日

Meizu 15シリーズは2018年Q2ながら16:9の昔のアスペクト比を採用したスマートフォンで、海外メディアでは皮肉を込めてレガシーを大事にしたスマートフォンと評されました。更にフルディスプレイではなく円形のホームボタンを採用といったこれまた前時代的なことから残念ながら売れていないスマートフォンです。縦長ディスプレイが苦手な方にとっては救世主とも言えるスマートフォンですが、マジョリティではなくマイノリティ向けに作ったので失敗作と言えるでしょう。

 

国民携帯シリーズ

名称 Meizu X8 Meizu V8 Pro Meizu V8 Meizu Note8
SoC SDM710 Helio P22 MT6739 SDM632
ストレージ 4GB+64GB

6GB+64GB

6GB+128GB

4GB+64GB 3GB+32GB 4GB+32GB

4GB+64GB

カメラ(前/後) 20MP

12MP+5MP

5MP

12MP+5MP

5MP

13MP

8MP

12MP+5MP

バッテリー 3210mAh 3100mAh 3200mAh 3600mAh
インチ数 6.2 5.7 5.7 6.0
解像度 2220×1080 1440×720 1440×720 2160×1080
価格 1598元

1798元

1998元

1098元 799元 999元

1298元

発表日 9月19日 9月19日 9月19日 10月25日

2018年から新たに誕生した国民携帯シリーズです。これは既存の魅藍(M)シリーズに値するスマートフォンです。先程のは旗艦シリーズとなっていますが、作っている部署はMEIZUで統一されていますので、HUAWEIのHUAWEIとHonor、XiaomiのXiaomiとRedmiとは異なり、同じブランドの違うシリーズと考えてください。

Snapdragon 710を搭載したMeizu X8はCEOが忌避するノッチを採用したスマートフォンです。忌避しながら採用するのはおかしいと考えるのが普通ですが、今までのMEIZUは潮流に逆らっていたらこの有様なので、流行っていれば仕方がなく採用するといった運営に変更されました。売れ行きのほどは定かではありませんが、MEIZUの運営が凝り固まったものではなくなったと知らせることが出来たので、十分な効果があると考えています。

 

Mシリーズ

名称 Meizu S6 Meizu E3 Meizu 6T
SoC Exynos 7872 SDM636 MT6750
ストレージ 3GB+32GB

3GB+64GB

6GB+64GB

6GB+128GB

3GB+32GB

4GB+32GB

4GB+64GB

カメラ(前/後) 8MP

16MP

8MP

20MP+12MP

8MP

13MP+2MP

バッテリー 3000mAh 3360mAh 3300mAh
インチ数 5.7 5.99 5.7
解像度 1440×720 2160×1080 1440×720
価格 999元

1199元

1799元

1999元

799元

999元

1099元

発表日 1月17日 3月21日 5月29日

2018年で廃止になったMシリーズです。最初に発表されたのが2015年1月28日なので、3年4ヶ月続いたシリーズが終わったことになります。このシリーズは基本的にミドルレンジからエントリーモデルの製品を扱い、価格は2000元未満に設定されています。大きく話題を集めた製品はMeizu m2 note、Meizu M3 Note、Meizu M6 Note、Meizu M3 Maxがあります。

基本的にMediaTek製SoCを採用しているので、Helio P10搭載機種の乱発事件を起こした2016年以降は発表会があっても注目されないといった悲しい現実を背負いました。この様な状態になっているのでシリーズの廃止は良くやったと思っています。

 

Cシリーズ

名称 Meizu M8c Meizu C9 Meizu C9 Pro
SoC SDM425 SE9832E SE9832E
ストレージ 2GB+16GB 2GB+16GB 3GB+32GB
カメラ(前/後) 8MP

13MP

8MP

13MP

13MP

13MP

バッテリー 3070mAh 3000mAh 3000mAh
インチ数 5.45 5.45 5.45
解像度 1440×720 1440×720 1440×720
価格 約16,000円 約10,000円 約15,000円
発表日 5月23日 10月15日 10月26日

Cシリーズは中国国外市場向け、その中でも新興国市場向けに発表・販売されています。価格は日本円で10,000円台に設定されており、スマートフォンを“使う”人をメインターゲットにしています。2017年はCシリーズのスマートフォンを中国市場に投入しましたが全く売れなかったのか、2018年は投入されていません。

Meizu C9 Proは現在AliExpressのみで購入可能で、特定の地域で発表・販売はされていません。

 


2017年は8機種の少数での販売となりましたが、2018年は倍増の16機種となっています。ですが、2016年の失敗を踏まえて無駄になったスマートフォンは見つからず、上手に製品展開を行えたのではないでしょうか。なので、その製品展開を踏まえて売れなかったシリーズやスマートフォンが今のMEIZUにとって必要のないものになるので、2019年はもっと上手に販売できると考えています。

 

中国国外でも「MEIZU」の認知度は高まっていますので、どの市場にどのスマートフォンを投入するのかしっかり見極めて成長していけたらと考えています。ただ、一部の企業を除いてほとんどの企業で出荷台数が大幅に減る見込みなので、MEIZUは成長よりも安定を目指し、そして隙を見て成長していけたら嬉しいです。