Meizuが2016年に発表したスマートフォン一覧。14機種発表したので1ヶ月に1.2機種発表している計算に

2015年度のMeizuはMシリーズがMeizu m2 note、m2 mini、m1 metalの3機種、MXシリーズはMeizu MX5の1機種、PROシリーズはMeizu PRO 5の1機種、合計5機種発表しました。

それぞれの立ち位置が明確な売り方をしましたので、新興国を始め、自国である中国でも一気に知名度が上昇しました。

売上に大きく貢献したのはMシリーズのスマートフォンで、2016年はこれに味をしめたのか、暴走が始まりました。

 

2016年度に発表されたのはMシリーズがMeizu M3 Note、M3 mini、M3s、M3E、U10、U20、M3 Max、M5 mini、M3X、M5 Noteの10機種、MXシリーズがMeizu MX6の1機種、PROシリーズはMeizu PRO 6、PRO 6s、PRO 6 Plusの3機種、合計で14機種発表しました。

Meizu MX5eというMeizu MX5の廉価版も2016年度に販売開始されましたが、”新たに”発表されたスマートフォンとして集計をしています。

14機種を12ヶ月で割ると、1.1666…となりますので、1月で約1.2機種発表していることになります。

全てにおいて明確な差があればこの数でも納得できますが、6機種ほど明確な差がないことから、ユーザーが混乱するという事態を招いており、今年のMeizuは確実に失敗しています。

ただ、副総裁の李楠 氏が失敗を認めて来年(2017年)には修正すると発言をしていますので期待しています。

 

モデル Meizu PRO 6 Meizu PRO 6s
Android OS Android 6.0 Marshmallow
カスタムUI Flyme 5.2
CPU MediaTek Helio X25(MT6797T)
GPU Mali-T880 MP4
RAM 4GB LPDR3
ROM 32GB
64GB
64GB
ディスプレイ(解像度) 1920 x 1080(FHD)
ディスプレイサイズ 5.2インチ
カメラ(リア/フロント)
2116万画素 1200万画素
500万画素 500万画素
サイズ(縦 x 幅 x 厚) mm 147,7 x 70.8 x 7.25 mm 147.7 x 70.8 x 7.3 mm
重量 160g 163g
バッテリー 2560mAh 3060mAh
価格(元) 2499元
2799元
2699元

 

まずは、Meizu PRO 6とPRO 6sのスペック表です。

大きな差としては最低モデルの内蔵ストレージが32GBから64GBへ変更、リアカメラが2116万画素から1200万画素から変更、バッテリー容量が2560mAhから3060mAhに上昇・・・のみです。

いわゆるマイナーチェンジモデルということになりますが、Meizu PRO 6sは何か惹き寄せられない魅力の塊。

MediaTekがHelio X25(MT6797T)の上位版を用意していないから据え置きで使用をせざるを得ないのはわかりますが、Antutuベンチマークで10万点を超えない + 3D処理を苦手としているSoCをそのまま搭載したマイナーチェンジ版を誰が欲しがるかという話なんですよね。

Meizu PRO 6を買いそびれた人にぴったりなのかもしれませんが、マイナーチェンジ版でリリースするのであれば元のモデルから乗り換えを検討するようなスペックではないと惹き寄せられません。

 

さらに、Meizu PRO 6sが発表されて1ヶ月も経たないうちにExynos 8890を搭載したMeizu PRO 6 Plusが発表されます。

間が悪い。これに尽きます。

Meizu PRO 6から乗り換えるユーザーをどっちのスマートフォンが獲得したいのかが不明確です。

このスマートフォンはMeizu PRO 6sを発表する前から開発していたのは明らかになっていましたのですが、この流れは顧客を舐めているのかと思いましたね。

 

 

MXシリーズはMeizu MX6で1機種のみ発表。

SoCはHelio X20(MT6797)で4G / W-CDMA + W-CDMAのDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)に対応していますが、これまた3D処理に弱い物を搭載しています。

MediaTek製SoCを搭載したスマートフォンをフラッグシップと呼んでもらいたくないし、呼びたくありませんので、これにExynos 7420を搭載してもらいたかったです。

しかし、これを搭載するとMeizu PRO 6の内部の規格を全て上回ることや、CDMA2000に非対応ですので、中国電信を利用しているユーザーの受け皿がなくなるという理由から搭載することが出来なかったのでしょう。

MeizuはMXシリーズをフラッグシップと名乗っていて、中国電信のユーザーが唯一使えるMeizuのフラッグシップモデルとして売り出したいのだと思います。

 

そもそも、山寨メーカーがありがたがっているSoCを、それなりのメーカーがありがたがって最上位モデルとして販売するのに違和感を覚えます。

LeEcoもHelio X25やX20を搭載したスマートフォンを販売していますが、最上位モデルにはSnapdragon 820を搭載したものを販売していますので、うまく住み分けが出来ていると思います。

一方、MeizuはQualcommにライセンス料を正しく払っていませんので、MediaTek製SoCを搭載したスマートフォンを最上位モデルとして販売するしか無いのです。

他のスマートフォンメーカーがうまく販売できているのに、Meizuだけが販売できていないというのは、完全に一人負けの状態です。

これを打破しないで他のメーカーに勝つというのは到底無理でしょう。

 

 

多くの混乱を招いたMシリーズの10機種。

SoCで分けると以下のようになります。

MT6750

  • Meizu M3
  • Meizu M3s
  • Meizu U10
  • Meizu M5

 

Helio P10(MT6755M)

  • Meizu M3 Note
  • Meizu M3E
  • Meizu U20
  • Meizu M3 Max
  • Meizu M5 Note

 

Helio P20(MT6757)

  • Meizu M3X

 

MT6750で4機種、Helio P10(MT6755M)で5機種被っています。

Helio P10にはMT6755とMT6755Mがあり、”M”がついている方はクロック数を落としているモデルで、Meizuのスマートフォン全てMT6755Mを搭載しています。

クロック数を落とすとバッテリーの持ちが良くなるのは当然のことですが、Meizuはバッテリーの持ちが良くなっていることをしきりにアピールしていました。

Helio P10を搭載した最初のスマートフォンはMeizu M3 Noteで4月に発表され、最後はMeizu M5 Noteで12月6日に発表されましたので、通年で同じSoCを使用しました。

発表される毎にHelio P10を搭載していることをアピールされるので、発表会を聴いている人から落胆の声が出る始末。

以前のMeizuはSoCの発表をした時に歓声が上がっていましたが、今のMeizuは歓声が上がることもなく発表会が終わります。

 

Mシリーズスマートフォンのスペック被りを解説した記事がありますので、是非ご覧ください。

 

2016年Q1の報告では500万台を売り上げているそうですが、同じスペックのスマートフォンを乱発したXiaomiが一時期落ちぶれ、そこから修復作業に取り組んだので何とか持ちこたえましたので、このままMシリーズを乱発するのであればMeizuはどん底まで落ちぶれていってしまうかもしれません。

やはり、一番大事なのはQualcommとの関係改善。

HuaweiはフラッグシップモデルにSnapdragonを搭載しないという販売の仕方が出来ていますので、やろうと思えばMeizuもこなせると信じています。

 

 

先に進むためには製品のブラッシュアップするのではなく、Meizu自身の身辺整理が必要です。

綺麗さっぱりなMeizuになった時、新たな勝負が始まります。