2016年にQualcommと4G LTEやW-CDMA、CDMA2000を不当に利用していたことに対する訴訟問題、そして年末に和解したMeizuは晴れてSnapdragonを使用することが出来るので、中国ユーザーや、国外ユーザーは「ようやくMeizuがSnapdragon 800シリーズを使用する」と考えていることでしょう。
しかし、Meizuは2017年に「Snapdragon 800シリーズは使用せずSnapdragon 600シリーズを使用し、搭載機種を年末に発表」するのではないかという噂が、有名リーカーから次々と流れています。
Meizuは一度、中国電信向けのMeizu m1 noteにSnapdragon 615を搭載したことが有り、QualcommのSoCのノウハウがないわけではありませんが、もう一度Snapdragonを勉強し、量産をするまでに1年はかかるとのこと。
更に、今まで通りフラッグシップモデルにはSAMSUNGのExynosとMediaTekのHelioシリーズを搭載する予定で、Snapdragonはミッドレンジモデルに搭載ということに留まるようです。
ノウハウを学ぶために使用する型番はSnapdragon 625(MSM 8953)で、予定としてはこのプラットフォームを搭載したスマートフォンを年末にリリースする予定だそうです。
しかし、2017年のスマートフォン市場を見てSnapdragon 626に変更する可能性もありますが、Snapdragon 650シリーズや660シリーズを搭載する可能性は限りなく低いとのこと。
この噂が正しいものだとすると2017年のMeizuは、最上位のフラッグシップモデルにはExynos、フラッグシップモデルにはHelio Xシリーズ、ミッドレンジにはSnapdragon 620シリーズとHelio Pシリーズ、エントリーレベルにはMT675xということになります。
しかし、現状ではMeizuはSAMSUNGに「MediaTekへ一本化を示唆している」という情報を流し、Exynosの供給価格の水準を低くするなどの破格の条件を与え、SAMSUNGが急遽人員をMeizu本社に送り込むという騒動も有り、最上位のモデルにExynosが搭載されるというのも確証が持てておりません。
古くからのMeizuユーザーにとってはMeizuがようやくSnapdragonを使用し始めたという嬉しいニュースですが、MeizuスマートフォンをMediaTekを搭載していることで購入を踏みとどまっていた新規ユーザーになるかもしれない人にとっては残念なニュースとなりました。
前述した通り、スマートフォンの市場は目まぐるしく変化していますので、いい方向に嘘になるということも考えられますが、年末にSnapdragon搭載s機をリリースするということは副総裁が明言していますので、リリース時期に関しては前倒しになるということはないでしょう。
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