MEIZUとMediaTekの相思相愛は続く。このままで大丈夫なのだろうか?

MEIZUとMediaTekの相思相愛は続く。このままで大丈夫なのだろうか?

Meizu News

いろいろなメーカーがフラッグシップモデルにQualcomm製プラットフォームのSnapdragon 835を採用・搭載している中、MEIZUはMediaTek製SoCのHelio X30を採用・搭載しました。

結果としてHelio X30を搭載したメーカーはMEIZUのみで、流れを逆に進んで失敗したと言ってもいいでしょう。

MEIZUのファンも他メーカーのファンも、普通の消費者も「MEIZUはMediaTekと縁を切るべきだ」と思っているのにもかかわらず、MEIZU自身は相思相愛の関係を続けていくようです。

このまま相思相愛の関係を続けていっても大丈夫なのかを考えてみたいと思います。

 

MediaTekとの出会い

MEIZUがMediaTek製SoCを初採用したのは2014年に販売されたMeizu MX4で、MediaTek MT6595が搭載されました。

それまではSAMSUNG製SoCのExynosを採用していましたが、このSoCはCDMA2000に非対応であることから中国3キャリアの内のひとつ、中国電信のユーザーを取りこぼしていました。

MediaTek製SoCがCDMA2000に対応していることと、供給する値段が安いことから搭載を始め、3キャリアのユーザーを獲得できるようになってからは中国においてMEIZUの名は一気に広まりました。

 

何故MediaTekだったのか

あくまで噂の域を超えない話ですが、SAMSUNGがMEIZUに「Qualcomm製SoCを採用しない」事を約束としてExynosを供給していたという話があります。

ですので、CDMA2000に対応していながらQualcomm製SoCではないそれなりのパフォーマンスが期待できるものはMediaTekしか製造していなかったので、MediaTek製のSoCを採用し始めたのではないかと予想されています。

 

Qualcommとの確執

Qualcomm製SoCを採用せず、SAMSUNG製SoCとMediaTek製SoCを採用し始めて急速に成長したMEIZUにスマートフォン市場の頂点に立っているQualcommが黙っているわけがありません。

CDMA2000及びW-CDMA、FDD-LTE・TD-LTEのライセンス料が適切に払われていないとしてQualcommはMEIZUを提訴します。

結果としてMEIZUが折れる形になって和解しましたが、Qualcommが訴えたことによってスマートフォンに興味のある人にとってMEIZUは悪いイメージが付くようになりました。

 

2017年になって

Qualcommと和解して始まった新たな1年、8月にはSnapdragon 625を搭載したMeizu M6 Noteを発表します。

実は過去にQualcomm製SoCを搭載したMeizu m1 noteがありますが、大々的に搭載を発表したのはこの機種が始めてなので「MEIZUは今後、Qualcomm製SoCを搭載したモデルを販売するだろう」という認識が広がります。

 

ただ、恐ろしいことに、フラッグシップモデルに異変が訪れます。

Meizu PRO 7/PRO 7 PlusにMediaTek製SoCのHelio X30が搭載されて発表されたのです。

2016年にはMeizu PRO 6はHelio X25、Meizu PRO6 PlusにExynos 8 Octa(8890)が搭載されて発表されたのに、PRO 7とPRO 7 Plus共にMediaTek製SoCが搭載されています。

ここで“SAMSUNGがMEIZUに「Qualcomm製SoCを採用しない」事を約束としてExynosを供給していたという話”に繋がります。

Qualcomm製SoCを採用したことによってSAMSUNGがMEIZUにExynosを供給しなくなったのではないか、という考えが出てきます。

Meizu PRO 6 Plusは2016年11月30日に発表されましたが、存在が確認されたのは同年8月、この記事を書いている11月になってもSAMSUNG製SoCを搭載したMeizuスマートフォンの情報が一切流れておらず、新たな型番が出現しませんので2017年には発表されない可能性が濃厚になっています。

 

現在

MEIZUはMediaTekと共に顔認証システムを開発することを発表し、相思相愛の関係が続いていることをアピールしました。

“アピールした”まではいいのですが、MEIZUにとって嬉しくないMediaTekのニュースが流れたのです。

“MediaTekがHelio Xシリーズの開発を中止して、Helio Pシリーズに注力するとの情報”が流れ、フラッグシップモデルにMediaTek製SoCを採用していたMEIZUにとっては大打撃です。

 

SAMSUNGがExynosを供給しなくなったかもしれない、MediaTekがフラッグシップモデル向けSoCの開発を凍結した今、MEIZUは岐路に立たされています。

市場の流れと逆行するのか、市場の流れに乗るのか、「MEIZUという企業が有った」と思い出話にならないようにしていただきたいですね。