GoogleはAndroid 8.1 Oreoの一般配信日と合わせてエントリーモデル向けのAndroid Oreoに最適化したバージョンとなる「Android Oreo (Go edition)」を発表しています。
2017年12月7日に台湾の半導体メーカーのMediaTekがこの「Android Oreo (Go edition)」をサポートすることを発表しました。
Googleによると512MB ~ 1GBのRAMを搭載した全てのAndroid Oreoデバイスがこの「Android Oreo (Go edition)」の最適化に対応しているようで、このプロジェクトはエントリーモデルでの市場展開拡充を狙ったものになっています。
MediaTekによるとエントリーモデル向けのプロセッサーのMT6739、MT6737、MT6780等が「Android Oreo (Go edition)」に対応しておりますので、エントリーモデルのプロセッサーは最新のAndroidバージョンに触れることが可能になっています。
「Android Oreo (Go edition)」の最適化に必要な構成要素はAndroid OS、Googleアプリケーション、Google Playストアの3で、このモデルを搭載すると動作スピードや信頼性が15%の向上、プリインストールされているGoogle純正アプリの内蔵ストレージの容量が50%の削減が期待できます。
さらに、データ通信量の節約機能が搭載されており、大幅に制限できるようです。
MediaTekは「Android Oreo (Go edition)」を搭載したスマートフォンをインド、中東、アフリカ、中南米、東南アジアなどの地域に展開する見込みのようです。
販売時期は2018年の第1四半期(1月~3月)で、世界的に行われる予定です。
MediaTekは他にもGoogleのGMS Expressプログラムをサポートする最初のチップメーカーになり、よりはやくAndroidソフトウェア、モバイルサービスを提供可能になっています。
さらに、フラッグシップモデル向けのHelio Xシリーズの開発を中止し、ミドルレンジモデル向けのHelio Pシリーズ、エントリーモデルに注力していくようですので、このプロジェクトの参加には大きな意味があるでしょう。
- MediaTekがHelio Xシリーズの開発を中止して、Helio Pシリーズに注力するとの情報
- MediaTekがGoogleのGMS Expressプログラムに参加。よりはやくAndroidソフトウェア、モバイルサービスを提供可能に
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