【2017年通年】魯大師によってSoCのスコアランキングが公開。Snapdragon 835を抑えてKirin 970が1位に

ベンチマークアプリを提供している魯大師によって2017年通年のAndroidスマートフォンに搭載されているSoC(プラットフォーム/プロセッサー)のマシンパワースコアランキングが公開されました。

計測期間は2017年1月1日から同年12月31日まで、データは魯大師、対象スマートフォンはAndroid、市場は中国となっています。

 

AnTuTuによる市場分析の調査報告は以下の記事をご覧ください。

AnTuTuが2017年のSoC市場の分析結果を報告

 

赤がCPU、青がGPUです。

1位はHuaweiに独占提供しているHiSilicon Kirin 970が124,214点、2位はQualcomm Snapdragon 835で122,047点、3位はSAMSUNG Exynos 9 Series(8895)で121,333点という結果になりました。

1位と2位の差は2,167点、2位と3位の差は714点、1位と3位の差は2,881点とかなり近いスコアで争っていることがわかります。

Apple A11 BionicとQualcomm Snapdragon 835とSAMSUNG Exynos 9 Series(8895)とHiSilicon Kirin 970とMediaTek Helio X30を比較

 

その後ろには2016年のKirin 960、Snapdragon 821、Snapdragon 820と並んでいる中、7位に2017年のMediaTek Helio X30が105,843点でようやくランクインします。

Kirin 970とは18,371点、Snapdragon 835とは16,204点、Exynos 9 Series(8895)とは15,490点の差があり、これが2017年のフラッグシップモデル向けSoCとしてリリースされたことに違和感を覚えます。

1位のKirin 970から6位のSnapdragon 820までほぼ横ばいのグラフになっていますが、7位のHelio X30は大きく凹んでおり、いかにHelio X30が中国人から敬遠されたのかわかります。

 

9位にはミドルレンジモデル向けSoCとして開発されたSnapdragon 660がランクインします。

1つ上には2016年のフラッグシップモデル向けとして開発されたExynos 8 Octa(8890)、1つ下にはHuawie P9に搭載されたKirin 955がランクインしており、更に下を見ても17位のSnapdragon 653までミドルレンジモデル向けSoCが存在せず、Snapdragon 660が今までの常識を覆すマシンパワーを誇っていることがわかります。

Qualcomm Snapdragon 625とMediaTek Helio P20、Snapdragon 660を比較

 

Kirin 970はKirin 960から3,799点、Snapdragon 835はSnapdragon 821から2,617点、Exynos 9 Series(8895)はExynos 8 Octa(8890)から20,800点、Helio X30はHelio X25から15,134点の成長で、SAMSUNGが一番成長度合いが高いです。

 

2017年にはXiaomiが自社製SoCとしてSurge S1を開発しましたが、2018年はSurge S2が開発されるでしょうか。

スマートフォンのシェアトップクラスのSAMSUNGとHuawei、そしてOSは異なりますがAppleも自社でSoCを開発していますので、本気で上を目指すXiaomiも自社で開発するかもしれないというニュースも流れており、まだまだ目が離せません。

Qualcommは次期プラットフォームとしてSnapdragon 845を発表済み、SAMSUNGはExynos 9 Series(9810)を発表済み、MediaTekはHelio Xシリーズの開発を中止、HiSiliconは続報なし、と2018年前半でまた大きくランキングが変わりそうです。

 

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