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脱MediaTekを図る中国メーカー。未だにMediaTekに捕らわれているMeizuに勝ち目はあるか?


脱MediaTekを図る中国メーカー。未だにMediaTekに捕らわれているMeizuに勝ち目はあるか?

中国メーカーの躍進が激しい昨今。

2015年度のフラッグシップ機にはMediaTekのSoCを搭載したメーカーが目立ち、「コストパフォーマンスが良い」という触れ込みで有名になった企業もあります。

もともと「コストパフォーマンスが良い」というのが売りであったメーカーは、今までの常識を超える価格破壊を起こしました。

 

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Meizuも例外ではなく、MediaTekのSoCを搭載したスマートフォンを発表し続けました。

こちらも「コストパフォーマンスが良い」というのが新興国市場で人気を呼び、成長率一位になりました。

「コストパフォーマンスが良い」というのは一見いいように聞こえる謳い文句ですが、何かを削ったため価格を抑えることが出来たという意味で、フルパフォーマンスを期待することが出来ません。

現低価格AOSPスマートフォンを提供しているElephoneやUlefone、UmiなどはROMの開発費や人件費を抑えることで価格を抑えることが出来ております。

 

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Flyme UIを提供しているMeizuはサービスの提携により価格を抑えることが出来ております。

Musicアプリでは多虹音楽、Videoアプリは優酷、Mapアプリは百度といったように、ROMに特定の企業のサービスを組み込むことで開発費を減らしております。

それにより、中国のユーザーはMeizuのアプリを介して特定の企業のサービスを利用してくれる様になります。

サイトをオープンしている所以外にも利用してくれるといった利点があるため、スマートフォンメーカーでは天気アプリやRSSアプリでは提携しているところが多いです。

 

 

 

コストパフォーマンスの仕組みがわかったところで、2015年度の成長著しい企業がどのような方法を用いて有名になったかが理解できると思います。

2015年度のトレンドが価格破壊だったので、特別すごい機能を盛り込まなくても、特定のSoCを採用しながら価格破壊を起こせば有名になりました。

 

2015年度は価格破壊。2016年度も続けて価格破壊が大事になるかと思いましたが、必ずしもそれが大事とはいかなくなってきました。

価格以上の動きを求め始めてきました。消費者の目が肥えてきたのです。

中国では一人で遊ぶタイプのゲームより、MMOタイプのゲームのほうが活性化されております。

LoLが非常に有名で、スマートフォンを持っている人なら結構な数の人がやっておりますので、LoLに最適化されたスマートフォンがトレンドになります。

各メーカーのフラッグシップ機のSoCはSnapdragon820ばかりになっており、3D処理の非常に強いSoCの採用をしております。

付加機能として4G + 3GのデュアルSIMデュアルアクティブが可能になっているスマートフォンが多く、今までできなかったことができるようになるということに喜びを感じるユーザーはその機能を求めて購入するのも珍しくはありません。

 

 

更に、中国といえばベンチマーク狂としても有名です。

新製品発表会にAntutuベンチマークのスコアが出てこないという企業はまずありません。(Meizu Pro 6にはありませんでしたが。)

ベンチマークのスコアランキングで上位に位置するのが正義となっているようで、発表会時点での最高スコアを更新しているというのが新製品のアピールポイントとなっております。

今現在のAntutuベンチマークは3D処理に重点を置いているので、3D処理に強いQualcommのSoCを採用するといった見方もできます。

 

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Meizu Pro 6は初の10コアということで一躍有名になりましたが、Helio X25(MT6797T)ではAntutuベンチマークのスコアがいまいち伸びませんでした。

のにもかかわらず、Spapdragon820を採用したAntutuベンチマークで13万点を超えているスマートフォンと値段が変わらないとなると、消費者からしてみればガッカリします。

現にガッカリしているユーザーが多く、前モデルでSAMSUNG製SoCのExynos 7420を搭載しているMeizu Pro 5のままでいいと思っているユーザーが居るため、買い替えが進んでおりません。

そして、Helio X25を搭載したスマートフォンはMeizu Pro 6だけではなく、LeTVのLeEcoブランドのLe 2 ProもHelio X25を搭載しております。

Meizu Pro 6は2499元に対して、Le 2 Proは1499元と1000元近く差が生まれております。

付加機能の差として、Meizu Pro 6には強く押しこむことで別の操作が可能になるForce Touchがありますが、これが1000元の差を生むかと言われるとそうではありません。

リングフラッシュが10個になっているというのも付加機能としてありますが、これも1000元の差を生むかと言われると・・・?

 

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低価格スマートフォンとして提供しているMeizu m3 noteやMeizu m3は今までと同じようにMediaTekのSoCを採用して価格破壊を起こすべきですが、Proシリーズとして超スペックスマートフォンを提供するブランドでイマイチなものを作ってしまうと企業イメージを下げてしまいます。

型番や開発コードから2015年度のスマートフォンであることは明らかなので、Meizu Pro 6ではなくMeizu Pro 5 miniとして発表すべきだったと思います。

Meizu Pro 5 miniとして発表すれば、Snapdragon820を採用しない理由として、miniと名乗っているから最新の最高スペックになるSoCの採用を取りやめたのかなという想像が容易にできます。

やはり、無印とminiの2機種があれば無印の方がスペックが高いというのは今までの鉄則ですから、しっかりminiとして発表すれば消費者のガッカリ感はなくなると思います。

 

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ガッカリさせてしまったMeizu Pro 6。これを挽回するにはMXシリーズの次期スマートフォン、Meizu MX6にかかっております。

こちらのブランドは「コストパフォーマンスが良い」というのがテーマですが、価格以上の動きが求めれている中国市場でどこまで関心を寄せられるかが2016年度のMeizuの今後を表すでしょう。

 

Meizuが中国市場に必要不可欠な企業として残り続けて欲しいです。

新規参入企業の勢いを落とすMeizuを見れることが、Meizuユーザーの思いです。



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