DAP入門編として最適なFiiO X1のレビュー!DAPとは何かを知るのにオススメ

ハイレゾ対応のミュージックプレーヤー、FiiO X1のレビューをしたいと思います。

FiiO X1を購入したのは2016年1月ですので、間がかなり空いており、更に実使用期間は3ヶ月ほどという非常に短い期間ですが、何故1年後にレビューしているのか、何故実使用期間が3ヶ月程度なのかをしっかり記述をしますので、見ていただければ非常に嬉しいです。

FiiO X1には後継機となる2nd generationがありますが、今回レビューするものは旧モデル版です。

 

購入時のレビューは以下の記事をご覧ください。

 

何故1年後のレビュー?何故実使用期間が3ヶ月?

 

DAPの勉強として購入し、最初の1週間程度ほぼ毎日使用していましたが、私の生活に「外で音楽を聴く」という習慣が根付いていなかったため、「今日は聴かなくてもいいかな」という日が続いていくにつれてカバンの中で眠る事態に陥り、更に「無駄なものはカバンの中にいらない」という考えから、初期化をして化粧箱の中で約6ヶ月の眠りについてもらいました。

眠ってもらっている間も「外で音楽を聴く」習慣がないため、スマートフォンに音楽を入れることもなく、何一つ不自由のない生活をしていましたが、超有名PCゲーム“Undertale”の人気が再燃したことがきっかけでサウンドトラックを購入していたことを思い出し、外でも聴きたいという欲が出てきてそれからは毎日持ち出しては外で聴いているという状態です。

 

1年後という節目にレビューするのは、DAPを知らない人や知り始めた人が、このDAP入門機として名高いFiiO X1を購入候補に入れている方が多いはずですので、DAPと言うものに興味を持った人が使い続けることが出来るのかどうかをしっかりとレビューしたほうがいいのではと思ったためです。

 

DAPと言うものを知らない人が戸惑うこと

わかりやすくするためにSDカードは逆にしています

 

まず、FiiO X1には内蔵ストレージという概念がありません。

つまり、音楽を聴くにはMicroSDカードが必須となりますので、スマートフォンの様に本体だけで音楽が聞けるわけではありません。

 

 

更に、スピーカーやBluetoothがありませんので、イヤホン・ヘッドホンが必須となり、本体だけでは音楽を聞くことが出来ません。

周辺機器を揃えるのが意外と面倒です。

 

 

多くのDAPはボリューム調整にノブを用いるのですが、FiiO X1はボタン式なので音量調節が難しいと思いきや、前面にあるホイールを使用することで、簡単に音量調節が出来ます。

ただ、音量調節をしたい時にまずボタンを押さないといけないのが面倒だという方には向いていないかもしれません。

 

音質面のチェック

 

 

肝心の音レビューとしたいと思いますが、筆者はそこまで耳が良くないため(逃げ)、本当に欲しいと思った方は実際に聞いてみるほうがいいと思います。

イヤホンはSHUREのSE215SPE-Aで直差し、レビューに使用した楽曲は以下の3つで、GOはMedia Goで出力、星条旗のピエロは実機からwavで抜き出しmp3に変換、卵とじはitunes(だったと思います)となっています。

  • GO.flac (BUMP OF CHICKEN : Butterfies | 1411kbps 44.1KHz 16bit)
  • 星条旗のピエロ.mp3 (ZUN : 東方紺珠伝 | 320kbps 44.1KHz 16bit)
  • 卵とじ.mp3 (倉橋ヨエコ : ただいま | 320kbps 44.1KHz 16bit)

 

GO

音の広がりに関しては問題なく、きれいに聞こえます。

BUMPはベースが前面に出てくる曲が多く、この曲も例外ではなく前面に出てきます。

低価格なものだとベースをドンドン鳴らすものが多いのですが、そんなことをは一切なく上品に鳴らしており、うまく曲に溶け込んでいます。

隠れがちなボーカルも問題なく、存在感を発揮していますので、J-POPでも上手に音を鳴らせています。

 

星条旗のピエロ

少し不安になるようなベースライン・メロディが特徴な曲です。

特徴的なトラッペット(ZUNペット)もきれいに流れており、細かい音もひとつひとつしっかりと拾って流れていますので、FiiO X1を使って聴くとYoutubeの音源には戻れないのではないかと思います。

 

卵とじ

ピアノを使ったポップな曲で、音楽の主体となっているピアノは下品な音ではなく上品な音で流しています。

変な装飾をすると持ち味がなくなってしまう曲でもフラットに聞けるのはいいのではないかと思います。

 

良かった点

本体が小柄

 

サイズはスマートフォンよりも小さいので、カバンの中に入れっぱなしにしておいてもかさ張らないでしょう。

片手でしっかりとグリップでき、余程のことがない限り落とすことはないと思います。

 

イコライザー機能がある

 

DAPだから当然といえば当然かもしれませんが、FiiO X1はDAP入門機として買う人が多く、自分の好きな音がいまいちわかっていないと思います。

そんな人達がイコライザー機能を使って自分の好きな音を見つけ出し、更に高価格なDAP、イヤホンに手が伸ばすことが出来るようになります。

 

ラインアウト機能がある

 

これもDAPだから当然かもしれませんが、自分の好きな音が理解できたからポータブルアンプの方に手を伸ばし、FiiO X1をそのまま使用するということが出来るようになっています。

入門機として完璧な機構・機能を取り揃えています。

 

ちょっともったいない点

プレイリストの管理がめちゃくちゃ

曲数が増えるとドンドン下へ

 

バージョン 1.1からm3u形式のプレイリストを使用できるようになりましたが、本体のプレイリストとして認識されず、曲のフォルダからプレイリストを探し出して選ばないと開くことが出来ません。

Media Goでプレイリストを作成すると、musicフォルダ -> アーティスト名のフォルダと同じ欄の最下部にプレイリストが保存されていますので、ホイールを上に回せばプレイリストにたどり着くことが出来ますが、プレイリストでありながらプレイリストではないような感じで、ひとつ操作があって煩わしいです。

 

楽曲移動時にホワイトノイズがある

 

flac -> mp3、mp3 -> flac時にホワイトノイズがあり、あまり大きな音ではないですが気になる人は気になるでしょう。

flac -> flac、mp3 -> mp3等の同じ形式ではほぼないと言っていいでしょう。

 

タッチパネル操作ではない

 

価格から考えると致し方ない点ですが、スマートフォンの操作に慣れてしまうと全ての操作がボタンになっているFiiO X1に煩わしさを覚えるでしょう。

展示品や購入時はこのボタン操作が真新しく感じるけれども、徐々に面倒になっていき、タッチパネル操作のものにすればよかったかなと考える人もいるかもしれません。

 

総合

 

まさしくDAP入門機として間違いない製品でしょう。

音に関しては申し分なく、1万円というDAPとしては手頃な値段ですので、これで満足する人はこのままでいいですし、更に高みを目指したい方にとってはFiiO X1があったからこそより好きな音を掘り下げることができるようになるのではないかと思います。

 

DAP入門機だからどんな人にもオススメかと言われたらそうではありません。

おすすめできない人は、音質を気にしない人、外で音楽を聴く習慣がない人、YouTubeで全てを済ませてしまう人、CDを買ったり借りたりしない人、“わざわざDAPで音楽を鳴らしますので、スマートフォンではないものを触って音楽を鳴らす事を煩わしいと感じる人”でしょうか。

たったひとつの手間でより良い音を流すことが出来ますが、そのひとつの手間を手間と思う可能性がある人は、FiiO X1を購入する前に普段使っているものとは別のスマートフォンで音楽を流すといいかもしれません。

その操作が煩わしくないのであれば、DAPを使う適性があると思います。

 

操作さえ慣れてしまえば快適そのものです。

その操作も決して難しいものではなく、20分も触っていればすぐに慣れるでしょう。

もう一歩先の音を求めている方にオススメで、どのDAPを購入すればいいのかわからないという時に是非、一度視聴してみてはいかがでしょうか。