先日3Cの認証を通過した「M686」が型番規則からMeizu PRO 5の後継機であることをお伝えしました。
Meizu PRO 6は既に販売しておりますので、次のPROシリーズとなるとMeizu PRO 7になるはずですので、ReaMEIZUではM686 = Meizu PRO 7ではないかと予想しております。
2015年度までのMeizuは中国電信というCDMA2000というネットワークを利用しているキャリア用に別のSoCを搭載して、中国電信版として販売しておりました。
ex : Meizu m1 metalのSoCがHelio X10(MT6795)からHelio P10(MT6755M)に変更されて販売。
2016年ではわざわざ別のSoCを搭載したスマートフォンを販売するということが面倒になったのか、CDMA2000に対応しているHelio P10(MT6755)を搭載しているスマートフォンを多く販売しました。
その時の型番末尾は「Q」となっており、Meizu M3 Noteは「M681Q」、Meizu M3は「M688Q」といった型番になっています。
今回の認証を通過した「M686」はMeizu PRO 5の後継機である可能性が非常に高いですので、SAMSUNG製SoCのExynos 8890を搭載するものと見られています。
しかし、ここで大きな問題に直面します。
Exynos 8890がCDMA2000の通信に非対応であるため、中国電信版の販売ができないのです。
2016年の中国市場では、全網通という中国の3キャリア(中国移動・中国聯通・中国電信)のネットワークに対応していることが最低条件になっていますので、これを超えられないというのはマーケティングの観念から見ると絶対に失敗する未来が見えます。
Exynos 8890の代替SoCがあれば問題はありませんが、Exynos 8890はExynos 8890しかあり得ませんので、このまま開発を進めていくのであれば中国電信版のMeizu PRO 7が存在しないことになります。
同じようにExynos 7420が中国電信のCDMA2000に非対応であることから、Meizu PRO 5に中国電信版は存在しておりません。
国家無線電管理局という、スマートフォンなどがどのような電波を発するものかを申請する場所があり、そこでM686がどのネットワークに対応しているのかが判明しました。
大きく分けると、FDD-LTE/TD-LTE/W-CDMA/TD-SCDMA/GSMとなっており、CDMA2000に非対応であることがわかります。
一方で全網通であることが判明しているMeizu M3 Noteの「M681Q」にはcdma2000の表記があり、このネットワークを使用することがわかります。
型番末尾「Q」のスマートフォンであれば中国電信のネットワークに対応しております。
今後どのようになるかは不明ですが、Exynos 8890を搭載することを確定とするのであれば、中国電信ユーザーの方にはまた我慢してもらうということになりそうです。
Source