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DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)の挙動一覧


DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)の挙動一覧

Qalcomm製SoCのSnapdragon820が発表、搭載したスマートフォンが販売されてから急激に有名になったDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)。

言葉は知っていてもどのような挙動なのか、どのようなときに利点があるのかは謎が多いと思います。

今回はそのDSDS(4G LTE / W-CDMA + W-CDMA)の挙動一覧を記したいと思います。

 

DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)とは

 

DSDSとは2つのSIMが同時に待ち受け状態になっていることを指します。

DSDS自体は歴史があり、中国のような国土の広い国では当たり前に使われていた機能です。

ある地域では中国移動で通信が出来る、ある地域では中国聯通の通信ができない(通話は可能)、といったときに双方のSIMを指しておいて使い分ける事で、スマートフォンを1台に抑えていました。

その頃は4G/3G/2G + 2GのDSDSだったため、日本では2GのGSM方式を採用しておりませんので、恩恵を受ける事はありませんでした。

非常にマイナーな機種になりますが、Coolpad W770という機種がW-CDMA + W-CDMAのDSDSが可能でしたが、その頃は「中国のスマートフォン = 粗悪品」というイメージが強かったり、中国からスマートフォンを輸入するという敷居が高かったので、ギーク層の中でも奥深くにいる人だけが知っているという状態でした。

2016年、Qualcomm製Snapdragon820を搭載したスマートフォンにおいて、4G/3G/2G + 3G/2GのDSDSに可能であるということが判明したため、日本でこの機能が急激に有名になりました。

一部のSoCではauが使用しているCDMA2000を利用したDSDSが可能でこちらも有名になりましたが、急激に有名になったのはW-CDMAを使用したDSDSが可能になってからです。

 

 

日本でも一部メーカー、MVNOがDSDSに対応したスマートフォンを販売しております。

Moto G4 PlusやZTE BLADE V7 MAX等が有名です。

 

DSDA ・ DSDS ・DSSSの違い

 

DSDSを語る上では微妙な違いが有る言葉が存在します。

DSDA・DSDS・DSSSという言葉があり、それぞれ全く意味が異なります。

 

  • DSDA

デュアルSIMデュアルアクティブという名称で、2つのSIMが同時に動いているということを指します。

どちらか片方に音声通話を着信・応答をしたときに、もう片方でデータ通信ができる機能のことです。

2016年11月現在、それが可能なスマートフォンは存在しておりません。

 

  • DSDS

デュアルSIMデュアルスタンバイという名称で、こちらは2つのSIMが同時に待ち受け状態であることを指します。

どちらか片方に音声通話を着信・応答をしたときに、もう片方は何も出来なくなります。

DSDAはデータ通信が可能、DSDSは何も出来なくなります。

 

  • DSSS

デュアルSIMシングルスタンバイという名称で、2つのSIMが挿入されているが片方は待受状態になっていない状態であることを指します。

1つめのSIMは通話・通信が可能ですが、2つめのSIMが電波を見失っているアイコンになっている状態です。

2015年度のスマートフォンに挿入するとこのような状態になっていたと思います。

 

DSDSが可能なSoC

 

Qualcomm

  • Snapdragon821
  • Snapdragon820
  • Snapdragon652
  • Snapdragon650
  • Snapdragon625
  • Snapdragon617

MediaTek

  • Helio X20(MT6797)
  • Helio P10(MT6755M)

Snapdragon820を搭載しているLG G5がDSDSに非対応となっている例もあり、このSoCを搭載しているからDSDSが可能という確証はなく、メーカーごとに対応が異なります。

Helio X20のアップグレード版となるHelio X25(MT6797T)では今のところDSDSは不可能です。

Helio P10(MT6755M)でDSDSを可能にしているのは、ZTE BLADE V7 MAXのみで、他のスマートフォンは片方が2G専用となっています。

 

DSDSの挙動一覧

 

今回はDSDSが可能なスマートフォン(Meizu MX6)、電話が可能なスマートフォン、固定電話を使用してテストをします。

固定電話はDSDS可能なスマートフォン以外から着信していることをわかりやすくしておりますので、通常の利用であれば友人などの他社からの電話ということになります。

Meizu MX6に挿入されているSIMはどちらも通話が可能なSIMとなっています。

 

  • 待受状態

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2つのSIMのシグナルアイコンが表示されています。

Meizu MX6では4Gあるいは3Gのシグナルを掴んでいるのか表示されておりますが、一部の機種ではシグナルアイコンだけが表示されている場合もあります。

この状態ではSIM1が通信・通話が可能で、SIM2は通話のみ可能です。

 

  • 切り替え

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先程の待受状態の別バージョンとなります。

通信・通話が可能なのはSIM2、通話のみが可能なのはSIM1となります。

 

以下は全て待ち受け状態で、切替時の挙動は逆となります。

 

  • SIM1から固定回線に発信

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シングルSIMで行っていることと全く同じです。

SIM1を利用した通信が可能です。

 

  • SIM2から固定回線に発信

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SIM1の4G、SIM2の3Gの表記は変更ありませんが、ステータスバーに表示されていた通信速度の表記が無くなります。

これにより、SIM1を利用した通信が出来ません。

 

  • SIM1に固定回線から着信

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SIM1がH表記(W-CDMA)に変更され、SIM2は3Gのまま変更はありません。

この状態で通信をしようとすると、SIM1の回線が利用されます。

 

  • SIM2に固定回線から着信

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SIM1は4G、SIM2は3Gのままですが、ステータスバーの通信速度の表記が消えました。

この状態ではSIM1を利用した通信ができなくなります。

 

  • SIM1に固定回線から着信、SIM2に別のスマートフォンから着信

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SIM1が通話可能、SIM2は自動音声が流れます。

優先されるのは先に応答したSIMです。

 

  • SIM2に固定回線から着信、SIM1に別のスマートフォンから着信

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SIM2が通話可能、SIM1は自動音声が流れます。

この状態ではSIM1を利用した通信は出来ません。

 

  • SIM1から固定回線に発信、SIM2に別のスマートフォンから着信

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SIM1は通話可能、SIM2に電話をかけたスマートフォンには自動音声が流れます。

この際に、SIM1を利用した通信が可能です。

 

  • SIM2から固定回線に発信、SIM1に別のスマートフォンから着信

s61113-120155

SIM1は4G、SIM2は3Gのままですが、ステータスバーの通信速度の表記が消えました。

この状態ではSIM1を利用した通信ができなくなります。

 

  • SIM1からSIM2に発信

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電波の届かないところにいるか、電源が切られているという自動音声が流れます。

この際にSIM1がH(3G)表記に変更されます。

SIM1を利用した通信が可能です。

 

総括

 

DSDS自体の機能が始まって4年、5年ほどでしょうか、ようやく4G LTE / W-CDMA + W-CDMAの同時待ち受けが可能になりました。

今は実用段階に入ってはいないと考えております。

DSDSからDSDAが可能になったときに、この機能を利用する人が増えるのではないかと思います。

ただ、今まで出来ていなかった事が出来るようになるという、目に見えるスマートフォンの発展ですので、昔からスマートフォンを利用してきたという人には久しぶりの空気となっているでしょう。

DSDAが可能になるとスマートフォンの完成形といえるかもしれませんね。

 

Meizu製スマートフォンではMeizu MX6のみがDSDSに対応しております。

フォトレビューになりますが、ぜひご覧ください。

 



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