中国における2018年Q1の携帯電話出荷台数は前年比26.1%減の8737.0万台

中国における2018年Q1の携帯電話出荷台数は前年比26.1%減の8737.0万台

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中国政府の情報通信分野の主管庁である工業情報化部の直属組織の中国信息通信研究院(CAICT)が中国における2018年3月の携帯電話の総出荷台数の調査結果を微博に掲載しました。

 

2018年3月の中国国内における携帯電話の総出荷台数は3018.5万台で前年比27.9%減の大苦戦となっています。発表された携帯電話全てに魅力がないわけではないので、去年や一昨年に発表された携帯電話のスペックが上がって1年で買い換えるようなことが無くなったのが原因でしょう。

更に2018年Q1(1-3月)における出荷台数は8737.0万台で前年比26.1%減となっています。

 

2018年3月における4G対応携帯電話の出荷台数は2808.5万台の前年比28.7%減で、3月に出荷された94.0%が4G対応携帯電話となっています。4G対応携帯電話の新機種は67種類で前年比40.2%減です。

2018年Q1における4G対応携帯電話の出荷台数は8195.6万台の前年比27.1%減で、そのうち92.5%が4G対応携帯電話となっています。4G対応携帯電話の新機種は156種類で前年比17.5%減です。

 

2018年3月における中国メーカーの携帯電話の出荷台数は2699.5万台の前年比29.0%減で、3月に出荷された89.4%が中国メーカーの携帯電話となっています。新機種は78種類で前年比36.6%減です。

2018年Q1における中国メーカーの携帯電話の出荷台数は7586.4万台の前年比27.8%減で、そのうち86.6%が中国メーカーの携帯電話となっています。新機種は190種類で前年比10.8%減です。

中国国外のメーカーによる携帯電話のシェアは2017年Q1は11.2%だったのに対し、2018年Q1は13.2%に増えています。Qualcomm Snapdragon 845の採用が遅かったというのも考えられますが、ここまで露骨にシェアが変わるというのは珍しいことです。

 

2017年の中国における携帯電話の総出荷台数は4.91億台、前年比12.3%減という結果になっていますのでこのまま行けば2018年は更に出荷台数が下がる見込みです。HUAWEI、OPPO、vivoはこれから出荷台数を大きく落とすのは考えづらいですが、2017年に復活したXiaomiはここが正念場になるでしょう。

MEIZUを含めた他メーカーは出荷台数を増やすというよりもいかに減る数を最小限にするのが大事になっていますので、スペックの近い機種を乱発したりスペックに見合わない価格を設定しないようにしたほうが良いかもしれません。

 

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