【2016年通年】AntutuによりSoC別の市場占有率TOP10が公開。Qualcommの1人勝ち

【2016年通年】AntutuによりSoC別の市場占有率TOP10が公開。Qualcommの1人勝ち
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Antutuベンチマークを提供しているAntutu社がAndroidを搭載しているSoC別の市場占有率TOP10が公開されました。

Androidでのランキングとなりますので、Windows 10 MobileやTizenは除外されております。

 

計測期間は2016年1月1日 ~ 2016年12月31日

Android搭載スマートフォンのみのデータとなります。

 

2016年Q3(7月1日 ~ 9月30日)のデータが有りますので、是非ご覧ください。

 

SoCのメーカーシェア

 

2016年Q3ではQualcommが約40%、MediaTekが30%でしたが、通年ではQualcomm58.41%で約60%のスマートフォンがSnapdragonを搭載していることになります。

高価格帯のSnapdragon820は2016年初頭から、マイナーチェンジモデルのSnapdragon 821は下半期から使用されるようになり、年を通してフラッグシップモデルはQualcommが圧倒し、更に、中低価格帯のSnapdragon 650、Snapdragon 652もパフォーマンスは高く、SNSなどの低負荷の操作はもちろん、3D処理を必要とするゲームも快適に行えるので人気がありました。

2017年もGPUのAdrenoが進化し続ける限り、Qualcommの牙城は揺るがないと思います。

 

一方MediaTekは20.49%まで落ち込みました。

Qualcomm製SoCと比較をするとゲームができないという点や、山寨メーカーがこぞって使用するということもあって「これを搭載しているスマートフォンはチープだ」というイメージが有り、同じ価格であればSnapdragonのスマートフォンを購入するユーザーが多くいました。

Helio X20、Helio X25、Helio P10は2016年を代表するMediaTekのSoCで、これを搭載したのはMeizuとXiaomiのRedmiシリーズの一部のスマートフォンです。

Qualcommと和解したMeizuがどちらに揺らぐのか、目が離せません。

 

SAMSUNGのExynosは12.33%となり、シェアが伸びなかった理由として爆発問題が発生したGalaxy Note 7とされています。

Galaxy S7 / S7 Edge(Exynos 8890)、Galaxy Note 5(Exynos 7420)が人気で、全世界で人気のスマートフォンとしてGalaxy S7 Edgeが幾つかの地域でランキング上位に位置していました。

 

HiSiliconは5.73%で伸び悩んでいます。

Huawei P9(Kirin 955)、honor 8(Kirin 950)、Huawei Mate 9(Kirin 960)は中国国内で人気のスマートフォンですが、HiSiliconがHuaweiのみしか提供していないので、多数のメーカーが搭載するQualcommにシェアを奪われている状況です。

 

 

SoC別の市場占有率ランキング

 

Snapdragon 820が1位で、10個のスマートフォンの内1個がSnapdragon 820を搭載していることになります。

2位にSnapdragon 801がランクイン、Snapdragon 821は9月から登場しましたので、まだまだユーザーの手には渡っていないようです。

 

Snapdragon 650が4位にランクインし、大きな要因としてXiaomi Redmi Note 3 Proで、全世界で人気のスマートフォンとしてドイツを除き、ほぼ全ての地域でランクインしています。

Helio X10が僅差で5位で、Snapdragon 650とHelio X10がだいたい同じような性能で、中価格帯のスマートフォンを購入する際に迷う事が多いようです。

 

Exynos 7420が6位で、Galaxy Note 4、Galaxy S6 / S6 Edge、Meizu PRO 5が搭載し、高パフォーマンスが好評です。

SAMSUNGの最新SoCのExynos 8890が3.01%で12位となりました。

 

Snapdragon 801、Snapdragon 800、Snapdragon 810がランクインしているのは、旧モデルのスマートフォンの多く搭載されてるので値下げが行われているのに加え、メーカーがサポートを続けているので最新のものを買わなくても良いという発想から、また売れ始めています。

Snapdragon 652、Snapdragon 653は登場してから間もないため、まだ浸透していないようで、2017年には中価格帯のスマートフォンに多く搭載されるのでシェアが伸びるだろうと予想されています。

 

HiSiliconのKirin 950が1.80%で19位。

2016年にはHuawei Mate 8、honor 8が爆発的な売上となりましたが、海外ではHuaweiの人気が薄いところやQualcommやSAMSUNGのSoCと比較してAntutuベンチマークスコアが低いことから、敬遠されているようです。

 

11位から20位は

  • Helio X20 | 3.06%
  • Exynos 8890 | 3.01%
  • MT6752 | 2.78%
  • Snapdragon 808 | 2.46%
  • MT6753 | 2.40%
  • Helio P10 | 2.16%
  • MT6735 | 1.98%
  • Snapdragon 821 | 1.89%
  • Kirin 950 | 1.80%
  • Snapdragon 805 | 1.66%

となっています。

 

総括

2016年のAntutuベンチマークでスコアを計測した約70%のスマートフォンはQualcommとMediaTekのSoCとなっています。

Qualcomm製SoCは通常使用はもちろん、ゲームをするのにも高パフォーマンスに加えて安価ですので、非常に人気ですが、MediaTek製のSoCはQualcomm製SoCを搭載したスマートフォンが格安で手に入るということもあって、伸び悩んでいます。

 

2017年もQualcommの1強は変わらないと思いますが、SAMSUNGとMediaTekのどちらが2位になるのかという戦いが繰り広げられます。

SAMSUNGが2位になるにはGalaxy S8、Galaxy Note 8の完成度によるので、Galaxy Note 7の二の舞を演じないようにしてもらいたいですね。

HiSiliconがシェアを伸ばすにはHuawei P9、honor 8、Huawei Mate 9の継続的な売上に加えて、次期Pシリーズの「Huawei P10」の売上が大きく関わりますので、Huawei P9を更に凌駕する完成度が必要です。

 

Qualcommと和解したMeizuは現時点でSAMSUNG、MediaTek、Qualcommの3つのSoCを搭載することが出来ます。

去年の失敗を繰り返さないためにも、どのスマートフォンにどのSoCを搭載するのかしっかり悩んでもらいたいです。

 

参考

 

Source