【2016年Q3】AntutuによりSoC別の市場占有率TOP10が公開。QualcommとMediaTekがせめぎ合う

Antutuベンチマークを提供しているAntutu社がAndroidを搭載しているSoC別の市場占有率TOP10が公開されました。

Androidでのランキングとなりますので、Windows 10 MobileやTizenは除外されております。

 

計測期間は2016年7月1日 ~ 2016年9月30日

Android搭載スマートフォンのみのデータとなります。

 

SoCメーカーごとのデータ

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SoCを開発、供給をしているメーカーを大分類したランキングとなります。

  1. Qualcomm : 39.87%
  2. MediaTek : 30.42%
  3. SAMSUNG : 20.53%
  4. HiSilicon : 8.94%
  5. その他 : 0.24%

やはり、Qualcommが市場占有率TOPとなります。

それを追いかける形でMediaTek、SAMSUNGが位置しております。

HiSiliconが約9%しかないのは、QualcommやMediaTekは様々は会社に供給をし、SAMSUNGは自社とMeizuの一部スマートフォンに使用・供給をしておりますが、HiSiliconはHuaweiの独占企業ですので、Huaweiしか使用できない現状です。

つまり、Huawei自体のシェアが大きく反映されるため、このような結果となっております。

Huaweiのシェアが拡大しているので、HiSiliconの市場占有率は上がっているようです。

その他に分類されているものは、RockchipやIntelです。

 

 

SoC別の市場占有率TOP10

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SoCを種類ごとに表し、それぞれの市場占有率のデータです。

型番は略させていただきます。

  1. Snapdragon820 : 21.35%
  2. Exynos 7420 : 15.34%
  3. Helio X20 : 14.38%
  4. Helio X10 : 12.12%
  5. Kirin 950 : 8.38%
  6. Snapdragon652 : 8.37%
  7. Snapdragon625 : 5.75%
  8. Exynos 8890 : 4.07%
  9. Snapdragon801 : 3.01%
  10. Helio P10 : 2.92%

Snapdragon820が約20%の市場占有率となり、ベンチマークを計測した5台に1台のスマートフォンがSnapdraong820を搭載しているスマートフォンとなります。

Snapdragon820はGalaxy S7やXiaomi Mi 5、OnePlus 3などを始め、Snaodragon821やApple A10 Fusionが登場するまではAntutuベンチマークのランキングを独占していました。

 

2位はExynos 7420で、Galaxy S7 / S7 edgeやMeizu PRO 5に搭載されているSoCで、SAMSUNGのシェアによってここまでランキングが上っていると思われます。

Antutuにより別のランキングにて、SAMSUNG社の製造したスマートフォンが全世界で人気であることが判明しました。

Meizu PRO 5に供給されていますが、ランキングに影響するほどのことはないでしょう。

 

3位はHelio X20で、LeEcoやMeizu、SHARPなどがこのSoCを搭載したスマートフォンを販売しております。

10コアプロセッサーのSoCということで注目を浴び、低価格好パフォーマンスがウリとなっています。(※ 高ではなく好です)

4位のHelio X10は最新のスマートフォンに提供されることは珍しくなっておりますが、一部の販売店では1000元を切ったりしており、最近発表されたHelio P10を搭載したスマートフォンを購入するよりもオトクな買い物ができるという事があるようです。

 

5位のKirin 950はHuawei P9、Honor V8、Huawei Mate 8の売上が好調なために、上位に位置しております。

今後のHuaweiのシェアの伸びによって、更に上位に食い込む可能性があります。

 

Snapdragon650やHelio X25は一定の市場占有率が有りますが、このTOP10に食い込むほどではないということです。

Snapdragon821は9月の末に提供されたので、2016年Q3のランキングには載りませんでした。


総括

Qualcommは非常に安定をしております。

新規に契約をしたOPPO、vivoを始め、世界の名だたるメーカーがQualcomm製SoCを搭載したスマートフォンをリリースすることによって、安定した市場占有率を持っています。

今現在、Meizuと揉めている状態です。

 

MediaTekはQualcommを追い抜くには高価格帯の市場占有率を上げる必要があり、今までのように数の暴力ではQualcommとは戦えないです。

GPUを強化したり、更に高負荷な処理を行うことが出来る画期的な発明がないと、このまま中価格、低価格の王者となるでしょう。

 

HiSiliconはHuaweiのシェアの増加が鍵となっており、最新SoCのKirin 960にかかっております。

Kirin 960はGPUの成長がKirin 950と比べて著しく、CPUのマルチコア性能ではSnapdragon821やApple A10 Fusionを超えるパフォーマンスを誇っております。

Kirin 960はEMUI専用レベルですので、Kirin 960のパフォーマンスを余すことなく発揮できるでしょう。

 

Galaxy Note7の爆発を受けて、SAMSUNGすべての製品が爆発するということではないですが、流石にリコール問題まで発展するのは非常に珍しく、他のSAMSUNG製品に影響を及ぼし、Exynos 8890の信用問題が問われる様になり、Meizuが控えている2017年度のPROシリーズスマートフォン「Meizu PRO 7」にまで影響をおよぼすのではないかと考えております。

 

やはり、Qualcommに敵うSoCが出てくるのはないのでしょうか。

MediaTek、SAMSUNG、HiSiliconの今後に注目が集まります。

 

iOSに搭載されているApple A10 FusionとSnapdragon821を比較した記事もございますので、是非ご覧ください。

 

 

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