AnTuTuが2019年Q3におけるスペックシェアを公開、WQHDディスプレイは希少種

AnTuTuが2019年Q3におけるスペックシェアを公開、WQHDディスプレイは希少種
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AnTuTu Benchmarkを開発提供しているAnTuTuが2019年Q3(7月-9月)におけるスペックのシェアを公開しました。2019年Q3に発表された全てのスマートフォンではなく、その期間内に計測されたスマートフォンが集計対象で、対象となる市場は中国市場、OSはAndroid OSに限定されています。

 

ディスプレイインチ数は6.4インチ(39.7%)、6.3インチ(12.1%)、6.0インチ(9.2%)という結果に。18:9の縦長ディスプレイが標準化され、今現在発表されているスマートフォンの多くが18:9やそれ以上の縦長の比率を採用しているため、ディスプレイインチ数が比例して大きくなっています。

6.0インチ以上は約89%で、完全に市場を支配していると言えるでしょう。一部の界隈では5.0インチ未満の小型スマートフォンを求める声がありますが、残念ながらこのシェアを見ていると“高性能”な小型スマートフォンがリリースされる可能性は低いでしょう。

 

ディスプレイ解像度はFHD+(2340×1080)が58.3%、FHD+(2160×1080)が8.8%、FHD(1920×1080)が8.6%という結果になりました。Apple iPhone Xでディスプレイに切り欠きのあるノッチを採用したことでAndroid OS市場でも19.5:9のディスプレイがトレンドとなり、それがこのシェアに表れています。FHD以上は90%以上にものぼり、WQHD(2K)解像度は3120×1440の3.1%のみで希少種と言えるでしょう。

 

CPUのコア数は8コア(オクタコア)が97.0%、4コア(クアッドコア)が2.2%、10コア(デカコア)が0.5%という結果に。Qualcomm Snapdragon 855やSnapdragon 710、Huawei Kirin 990やKirin 710、MediaTek Helio P35やHelio P22などがオクタコア構成を採用していますので、圧倒的なシェアとなっています。一方で、Snapdragon 820やSnapdragon 821、Helio A22やMT6739などが採用しているクアッドコア構成は2.2%、Helio X20やHelio X30が採用しているデカコア構成は0.5%で絶滅危惧種です。

 

RAM容量は6GBが41.4%、8GBが38.2%、4GBが12.9%という結果に。最近は大容量化が進んでいて、エントリーモデルでも4GBや3GBが標準化され、ミドルレンジモデルは6GBが、フラッグシップモデルは8GBが標準化されています。OnePlusやSamsung Galaxyの一部モデルで採用されている12GBは4.2%と低く、これはどうしても価格が高騰してしまうため、より手の出しやすい6GBと8GBに移っていると考えています。

RAM容量の大容量化が進み最近のAndroid OS搭載スマートフォンでRAM不足で困るという悩みはほぼ発生しないため、多くのユーザーにとってこれほど喜ばしいことはありません。

 

内蔵ストレージ容量は128GBが59.0%、64GBが23.8%、256GBが12.9%という結果に。最近の市場ではミドルレンジモデルで128GBモデルが標準化されており、更に最近は4800万画素や6400万画素の高解像度カメラがトレンドとなっているので、大容量な128GBが主流となっています。写真1枚あたりの容量は高解像度に伴って増え続けており、初期の数百KBから今現在の数MB、数十MBにまで増え、更にアプリの容量も増えています。今後は更に増える見通しなので、ミドルレンジモデルで256GBが標準化されればシェアトップになる未来もあります。

 

Android OSのシェアは、Android 9 Pieが81.9%、Android 8.x Oreoが11.6%、Android 7.x Nougatが3.0%という結果になりました。Googleの公式統計ではAndroid 9 Pieのシェアはそれほど高くありませんが、AnTuTu BenchmarkユーザーはAndroid 9 Pieが全体の81.9%を占めており、AnTuTuによるとこれは過去1年に発表された新製品が多数を占めているようです。

Android 8.x Oreoのシェアも高い水準に位置しており、これはMeizuやSmartisanのようなOSアップグレードを行わない企業によってシェアが高くなっています。多くの購入者はカスタムスキンのアップグレードだけではなくAndroid OSのアップグレードも期待しているので、未だにAndroid 8.x Oreoのシェアが11.6%も占めているのは見ていて気分が悪くなります。新しいスマートフォンの購入者だけがユーザーではなく、少し前のスマートフォンを使用している人も同じくユーザーです。Android OSを積極的にアップグレードしているHuaweiやOPPO、Xiaomiは成長を続けており、衰退を繰り返している企業はこの認識を改める必要があるでしょう。

 

2019年Q3におけるスペックの中央値はAndroid 9 Pie、6.4インチ(2340×1080/FHD+)ディスプレイ、オクタコア構成を採用したSoC、RAM 6GB、内蔵ストレージ 128GBとなりました。あなたの所有しているスマートフォンはどうでしょうか。

 

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