AnTuTuが2017年のSoC市場の分析結果を報告

AnTuTuベンチマークを提供している中国のAnTuTuが中国国内におけるSoC(プラットフォーム/プロセッサー)市場の分析結果を報告しました。

分析期間は2017年1月1日から同年12月31日、データ元はAnTuTuベンチマーク、対象スマートフォンはAndroid、市場は中国国内です。

CPUのコア数はオクタコアが62.55%で1位、2位はクアッドコアで30.49%、3位はデカコアで4.48%、その他にはヘキサコアやデュアルコアが含まれています。

オクタコアはフラッグシップモデルを始めとするQualcomm Snapdragon 835やHiSilicon Kirin 970の他にもミドルレンジモデルのSnapdragon 625やKirin 960、MediaTek Helio P20/P23などが採用している普遍的なものですので、何気なく選んだスマートフォンがオクタコアだったという時代になっています。

クアッドコアは2016年のフラッグシップモデルのSnapdragon 820/821が殆どを占めているでしょう。

デカコアはMediaTekの2016年以降のフラッグシップモデルに採用されておりますが、2018年は一時停止して同年後半に製造開始するという方針のようですので、恐らく2018年は縮小しているでしょう。

 

2017年通年における人気のSoCのランキングとなっています。

先程のシェア通りにオクタコアが7つ、クアッドコアが2つ、デカコアが1つランクインしています。

詳しい内容はこちらをご覧ください。

 

2017年の設計元のシェアでは、Qualcommが65.60%で圧倒的な1位、2位はMediaTekで15.05%、3位はHuaweiで13.92%、4位はSAMSUNGで2.70%、その他は2.73%となっています。

2017年のスマートフォン市場はフラッグシップモデルにはSnapdragon 835、ミドルレンジモデルにはSnapdragon 660とSnapdragon 630、そして2016年に発表されたものですがSnapdragon 625を搭載した機種が販売されました。

更に2016年に販売されたスマートフォンに搭載されているSnapdragon 820/821を搭載した機種はまだまだ現役ということも有り、このように一人勝ちをしている状態です。

 

2位はMediaTekで2016年は20.49%なので2017年は5%減の15.05%となっています。

中国では「ゲームがどれ位快適にプレイ出来るか」が重要で、GPUが疎かになっているMediaTekは「安物でスペックが低い」と悪いイメージが付いています。

そういうこともあってか中国では脱MediaTekが進み、2018年にはHuaweiが3位になるとAnTuTuは見ています。

 

4位はSAMSUNGで、SAMSUNGのSoCは中国電信のCDMA2000に対応していないことからSAMSUNGのスマートフォンはQualcommかMediaTekを搭載して販売し、唯一供給されているMEIZUは高価格帯で採用しているためシェアが伸び悩んでいる状態です。

ただ、2018年にはCDMA2000通信を可能にしたExynos 7872が登場するようで、成長が期待されています。

 

3位のHuaweiは前年比8%の成長で、Huaweiとhonorのブランド力、更にKirin 960やkirin 970の性能が良いので着実に成長を続けています。

2017年10月に発表されたKirin 970はSnapdragon 835に匹敵するスペックを誇っており、一流のSoCを製造していると言ってもいいのではないでしょうか。

 

2017年にはXiaomiが自社製SoCとしてSurge S1を開発しましたが、2018年はSurge S2が開発されるでしょうか。

スマートフォンのシェアトップクラスのSAMSUNGとHuawei、そしてOSは異なりますがAppleも自社でSoCを開発していますので、本気で上を目指すXiaomiも自社で開発するかもしれないというニュースも流れており、まだまだ目が離せません。

2018年は一体どのようなシェアになっているでしょうか。

 

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