Antutuベンチマークを提供しているAntutu社によって、2016年10月のベンチマークスコアランキングが公開されました。
2016年11月1日 ~ 2016年11月30日までのランキングで、同一機種で2000個以上計測されたものがランクインしています。
10月のランキングは以下の記事をご覧ください。
10月のランキングと比較をすると、11月で新たにランクインしたのは、6位にXiaomi Mi Note 2、7位にHuawei Mate 9の2機種です。
こちらの2機種によってランキング外になってしまったのは、SAMSUNG Galaxy Note 7と、LeEco Le Max2です。
6位にランクインしたXiaomi Mi Note 2は10月に発表されたスマートフォンで、主な特徴はディスプレイが両側面にかけてカーブしているところです。
カーブディスプレイを採用していますが、Galaxy S6 / S7 edgeの様なエッジを利用した操作がないので、いまいち面白みのないスマートフォンとなっています。
同時に発表されたコンセプトスマートフォンの3辺ベゼルレスのXiaomi Mi Mixは2000台に到達していないようで、ランキングには載っていません。
7位にランクインしたのはHuawei Mate 9。
主な特徴はAndroid 7.0 NougatをベースとしているEMUI 5.0を初期搭載していることと、GPUにMali-G71を搭載したことによって3D処理を強化した点です。
AntutuがHuawei Mate 9の存在をリークしたときには132,229点でしたが、今現在は146,942点にスコアをあげています。
システムアップデートにより、チップの温度の上限を引き上げたことが理由とされています。
Antutuは公平性を保つため、ユーザーの計測結果である146,942点をランキングに採用しました。
Kirin 960はSnapdragon820以上、Snapdragon821未満となっています。
Huawei Mate 9に搭載されているKirin 960をSnapdragon821などの有名SoCを比較した記事がございますので、是非ご覧ください。
iPhone 7 / 7 Plusが依然としてTOPを維持しているので、AntutuはAndroidのみのランキングを10月から作成しています。
総合ランキングと変わらず、Xiaomi Mi Note 2とHuawei Mate 9がランクインしました。
2機種ランクインしていますので、10月のランキングで9位10位だったnubia Z11とZUK Z2 Proがランク外に追いやられるはずですが、何故か138,373点のGalaxy Note 7がランキングから削除されました。
Galaxy Note 7が除名処分を受けている事に関しての報告はなく、何故ランキングに載っていないのか不明です。
Xiaomi Mi note 2のスペックはSnapdragon821(2.35GHz)、RAM 4GB / 6GBと内蔵ストレージ 64GB / 128GBの2モデル展開となっています。
それぞれ2799元(46,000円)、3299元(54,600円)で販売されています。(小米商城を参考)
Huawei Mate 9のスペックはKirin 960(2.4GHz)、GPUにMali-G71 MP8、RAM 4GB / 内蔵ストレージ 32GBとなっています。
RAM 6GB / 内蔵ストレージ 128GBのHuawei Mate 9 Proではないようです。
それぞれ3399元(56,000円)で販売中、4499元(74,000円)で販売予定です。(天猫のHuawei公式ストアを参考)
12月のランキングでは、11月に発表されたSnapdragon821を搭載したOne Plus 3Tがランクインする可能性が高く、Snapdragon 820を搭載したvivo Xplay 6やSAMSUNG Exynos 8890を搭載したMeizu PRO 6 Plusは恐らくランクインしないでしょう。
AndroidのランキングがSnapdragonで埋め尽くされる事態をHuaweiがKirin 960によって阻止しました。
依然としてAppleのスマートフォンが優位に立っており、QualcommとSAMSUNGが共同開発をしたSnapdragon835に期待がかかります。
2017年前半にSnapdragon835を搭載したスマートフォンがリリースされる予定ですので、それまではApple A10 Fusionが天下を取り続けるでしょう。
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