【2017年5月】Antutuベンチマークでスペックの中央値が公開

Antutuベンチマークを提供しているAntutu社により、2017年4月での中国国内において多数を占めるスペックが公開されました。

中国メーカーのスマートフォンではなく、中国のユーザーが使っているスマートフォンが計測対象です。

Antutuベンチマーク v6.0で計測し、期間は2017年5月1日 ~ 5月31日までとなっています。

 

2017年4月のランキングは以下の記事をご覧ください。

 

インチ数

5.0インチ ~ 5.5インチで60%を占めており、特に5.1インチと5.5インチが人気のようです。

5.1インチはHuaweiのフラッグシップモデルに多く、5.5インチはミドルレンジからフラッグシップモデルまで多種多様なモデルに使用されています。

次期小型端末となる5.0インチと5.2インチは合わせて10%程で、市場規模としては小さいようです。

4.9インチ以下はその他に含まれ、縮小している市場となっています。

 

解像度

FHDが72%と圧倒的な差を見せつけました。

FHDはフラッグシップモデルからミドルレンジはもちろんの事、エントリーモデルにも搭載されることも珍しくなく、今主流の解像度となっています。

2K(WQHD)はフラッグシップモデルの中でも最上位のものに搭載され、価格が高いことを考えると、約14%というの数字は意外と皆が求めている解像度ということを表しているかもしれません。

 

RAM容量

4GBと6GBが30%を超え、せめぎ合っている状態です。

4GBはミドルレンジの最上位モデルとフラッグシップモデル、6GBはフラッグシップの最上位モデルに搭載されています。

3GBは縮小傾向に有り、2GBは8.27%と非常に少ないシェアとなっています。

最近ではSnapdragon 835がRAM 8GBをサポートし、nubia Z11やZenFone AR、リーク情報ではOnePlus 5に8GBのRAMが搭載され、スペックだけで見るとPCと同等レベルになりつつあるという、スマートフォンの進化のめざましさがわかります。

 

内蔵ストレージ容量

64GBが51.04%で半分以上のスマートフォンがこの容量を搭載していることになります。

この容量はミドルレンジからフラッグシップまで様々なモデルに搭載されているということも有り、このような結果となっています。

32GBが約24%でこの容量はミドルレンジからエントリーモデルの最上位モデルに搭載されています。

フラッグシップの最上位モデルに搭載されている128GBは11.74%で意外と多く、更にこの上には256GBのモデルもありますが、今回の円グラフではその他に含まれています。

 

Androidバージョン

Android 6.0.1 Marshmallowが31.62%でトップのシェア、次点でAndroid 7.0 Nougatが26.92%、そして3番目はAndroid 7.1.1 Nougatが16.09%という結果になりました。

Android Nは43.01%、Android Mは41.64%で最新のバージョンの方がシェアが高いことになり、昔は古いAndroid OSを使い続ける事が当たり前だった中国メーカーが最新を追い求めるようになった事が判明します。

中国の3大メーカーのHuawei、OPPO、vivoは当然のようにAndroid 7.1.1をリリースし、それを追いかけるXiaomi、ZTE(+ nubia)、Lenovo(+ ZUK)もAndroid Nをリリースしています。

成長の鍵が「コスパ」ではなく「最新のAndroid」に切り替わりつつあるのかもしれません。

 

プロセッサー(プラットフォーム)

Qualcommが63.84%で圧倒的なシェアを誇り、Huawei、OPPO、vivo、SAMSUNG、Xiaomi、OnePlus、nubia、奇虎360など中国で人気のメーカーが利用しているのでこのようなシェアとなりました。

一方でMediaTekは15.60%かつての栄光も虚しく大幅に縮小傾向で、Snapdragonのパフォーマンスの高さが浸透してからMediaTek製のプロセッサーは「安くて性能が悪い」という烙印を押されてしまい、貧乏人がMediaTek搭載スマートフォンを購入するというレベルまで落ちぶれてしまっています。

Huaweiは15.92%でHuawei Mateシリーズ、Pシリーズ、honorの売上が好調で今伸びているようです。

SAMSUNGは2.27%で、ExynosがCDMA2000に対応していないことから中国ではSnapdragonに変更して販売しているため、実質Meizuの売上がこのシェアの多くを握っているでしょう。

CDMA2000に対応したプロセッサーを開発中との噂が出ており、このSoCに起死回生の望みを託しています。

 

コア数

オクタコアはSnapdragon 835、Kirin 960のフラッグシップモデルから、Snapdragon 625、Helio P10/P20等のミドルレンジまで多くあるので60.11%で1位、2位にはクアッドコアで33.12%という結果になりました。

クアッドコアはSnapdragon 820/821が有名で、このシェアの多くはこのプラットフォームの様です。

Helio X20/X25のデカコアも4.33%と崖っぷちのシェアとなっています。

 

 

総括

今までのを総合すると、Android 6.0.1 Marshmallow、5.5インチFHD、4GB+64GB、Qualcomm製プラットフォームのオクタコアが一番人気のあるスマートフォンということになります。

2016年で出荷量が一番多かったということもあってか、ぴったり当てはまるスマートフォンはOPPO R9/R9 Plus/R9s/R9s Plusとなっています。

このスマートフォンの魅力はコスパではなく値段相応の作りで、音楽機能、カメラ機能、充電機能、デザイン、質感等の目視ではわからない完成度が高く、実際に触らないと売れる理由がわからない不思議なスマートフォンです。

スペックの上昇が著しく、2017年後半ではどのようなスペックが流行っているでしょうか。

 

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