【2017年8月】AnTuTuベンチマークでスペックの中央値が公開

AnTuTuベンチマークを提供しているAnTuTu社により、2017年8月での中国国内において多数を占めるスペックが公開されました。

いわゆるトレンドのスペックとなります。

中国メーカーのスマートフォンではなく、中国のユーザーが使っているスマートフォンが計測対象です。

Antutuベンチマーク v6.0で計測し、期間は2017年8月1日 ~ 8月31日までとなっています。

 

2017年7月のランキングは以下の記事をご覧ください。

 

インチ数

世界的に見て18:9の画面比が流行り、スマートフォンの大画面下が大きく進んでいますが、2017年8月現在ではまだ多くのユーザーが手にしていないことがわかります。

5.5インチが32.20%で1位、続いて5.1インチが26.67%、次世代の小型スマートフォンとも言われる5.2インチが7.11%で3位となりました。

18:9のディスプレイに採用されることの多い6インチ、5.7インチはまだ主流ではないようですね。

 

解像度

1位は圧倒的な数値(77,49%)でFHD、2位は大きく離されて8.56%で2K(WQHD)、3位は6.91%でHD、18:9の解像度はその他に含まれています。

将来的にはFHD+(2160 x 1080)が流行るのではないかとAnTuTuは分析しています。

 

SoCのメーカー

もはやどのメーカーも採用していて、性能も高い・最適化されているQualcommが69.29%で圧倒的な1位、2位はHuaweiに独占提供しているHiSiliconが13.23%、3位は2位に3.8%引き離されてMediaTekが12.85%、更に大きく引き離されてSAMSUNGが2.59%となっています。

SAMSUNGのExynosは中国電信のCDMA2000に対応したSoCを持っていないのでSAMSUNG自体も投入せず、Meizuは最上位モデルのPROシリーズのみに搭載していますので、思うようにシェアを伸ばせていない現状です。

 

SoCのコア数

ほぼ全てのSoCがオクタコアを搭載しているので73.58%で圧倒的な1位、2位はSnapdragon 820/821が採用しているクアッドコアで20.96%、3位はMediaTekのHelio Xシリーズが採用しているデカコアで3.50%となっています。

Snapdragon 808などに採用されたヘキサコアはその他に含まれています。

 

RAM容量

1位はフラッグシップモデルに採用される6GBが36.71%、2位はフラッグシップ・ミドルレンジモデルに採用される4GBが33.77%、3位はミドルレンジ・エントリーモデルに採用される3GBが17.49%、4位は2GBで6.93%、5位は8GBで3.30%となりました。

1位がフラッグシップモデルの6GBという結果になり、中国市場では高スペックなスマートフォンが売れているのがよくわかります。

そして、一部スマートフォンに採用されている8GBは上昇傾向に有りますが、6GBや4GBには及んでいません。

 

内蔵ストレージの容量

フラッグシップ・ミドルレンジモデルに採用される64GBが52.18%で半数を超え、2位はミドルレンジ・エントリーモデルに採用される32GBが19.06%、3位はフラッグシップの中の最上位モデルに採用される128GBが17.67%、4位はエントリーモデルの一部に採用される16GBが8.14%となりました。

ファイルの大容量化についていけるのが64GBで一番バランスがよく、2位の32GBはサブ端末・ライトユーザーにとってちょうどいい容量、128GBは最上位モデルを購入すると必然的にそれになるのでこの順位という感じでしょうか。

Xiaomi Mi MIX、Mi MIX2に採用されている256GBはその他に含まれています。

 

Androidバージョン

Android 7.1.1 Nougatが34.84%で1位、Android 7.0 Nougatが24.13%で2位、Android 6.0.1 Marshmallowが19.25%で2位、Android 6.0 Marshmallowが7.39%で3位、Android 5.1 Lollipopが4.10%で4位となっています。

 

NexusやPixel、Android One以外の最新OSとなるAndroid 7.1.1が1位でAndroid 7.0が2位になっていて、Googleも喜んでいることでしょう。

Android 6.0.1と6.0は減少傾向、Android 5.1はなくなりそうなレベルで減少傾向です。

Android 8.0 Oreoがランキングに食い込むにはHuawei、Xiaomi、OPPO、vivoのアップデートが大きく関係しそうです。

 

総括

全てのデータをまとめると、AnTuTuベンチマークにおけるスペックの中央値は、Android 7.1.1 Nougat、5.5インチFHD、Qualcommのオクタコアのプラットフォーム、RAM 6GB + 内蔵ストレージ 64GBとなります。

やはり中央値をズバッと射抜くのはOPPOのスマートフォンが多く、Snapdragon 660を搭載し、1ヶ月に270万台も出荷するOPPO R11 / R11 Plusはこれに該当します。

 

中国のスマートフォンと言えばカスタムUIが活発なのでAndroidバージョンを蔑ろにすることが多かったのですが、2016年頃から世界中でいろいろなメーカーが認知されてからAndroidバージョンのアップデートを積極的に行うようになり、この流れに追いつけないメーカーが次々と脱落している印象です。

世界2位のメーカーとなったHuaweiはAndroid Oreoのテストをしていたり、1位のSAMSUNGもテストしています。

Xiaomiもこの流れについて行き、過去のXiaomiとは違うことをアピールすることでさらなる売上が望めると思います。

OPPOやvivoは上位メーカーと比較をするとAndroidのアップデートは遅いですが、それでも1年以内にフラッグシップモデルに安定版としてリリースしたりしていますので、上位の牙城は崩れることはないでしょう。

 

参考

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