Antutuベンチマークを提供しているAntutu社により、2016年10月での中国国内において人気のスマートフォンTOP10が公開されました。
中国メーカーのスマートフォンではなく、中国のユーザーが使っているスマートフォンが計測対象です。
Antutuベンチマーク v6.0で計測し、期間は2016年10月1日 ~ 同年10月31日までとなっています。
8月のデータがありますので、是非チェックしてみてください。
人気のスマートフォン
計測数のランキングです。
1位はXiaomi Redmi Note 3で45,314回。
このスマートフォンは依然として人気機種となっており、今購入しても十分使えます。
2位はvivo X7で42,167回。
Xiaomi Redmi Note 3の牙城を崩しそうな機種で、主なスペックは
- 5.2インチ FHD
- Snapdragon 652
- RAM 4GB / 内蔵ストレージ 64GB
- 3000mAh
- 2,498元
となっています。
Xiaomi Redmi Note 3と比較すると価格が倍近く違いますが、vivoのスマートフォンをオフライン店舗で買うというのがステータスになっているので、価格じゃ表せないパフォーマンスが有ります。
3位はHonor 6Xで39,040回。
HuaweiのHonorブランドの製品。
若者向けのブランドで、Huaweiが今一番力を入れている所かもしれません。
5位にMeizu M3 Noteで29,898回。
まだMeizuは終わっていない・・・のかもしれません。
この時はHelio P10(MT6755M)を搭載してもまだ歓声が上がっておりました。
10位にXiaomi Mi 5sで19,248回。
ランキング内で唯一のSnapdragon821搭載スマートフォン。
日本の有識者は「Xiaomiは落ちぶれつつ有る」と言っておりますが、全然違っていて息を吹き返しております。
最近は外向けのアピールが増えており、力の入れる所が変化してきています。
画面解像度
- 1920 x 1080 : 39:18%
- 1280 x 720 : 18.02%
- 2560 x 1440 : 9.98%
- その他 : 32.38%
8月のデータと比較すると10月は、FHDが上昇、WQHDが上昇、HDが減少となっています。
WQHDディスプレイが上昇しているゆえんは、VRの視聴に一番適しているためとされております。
ミドルレンジと呼ばれるモデルがFHDの採用を始めているのがこの結果に如実に現れております。
最近ではXiaomi Redmi 4が5.0インチながらFHDを搭載するという大きなニュースが有りました。
HDディスプレイは減少傾向に有ります。
- Android 6.0.1 : 38.47%
- Android 6.0.0 : 17.31%
- Android 5.1.1 : 12.88%
- Android 5.1.0 : 9.27%
- Android 4.4.2 : 5.11%
- Android 4.4.4 : 3.81%
- その他 : 13.15%
Android 4.4.2とAndroid 4.4.2の逆転現象が有りますが、基本としてはバージョンが新しいほどシェアが高いことがわかります。
Snapdragonを搭載したスマートフォンは最新のAndroidを搭載することが出来ますが、MediaTek製SoCを搭載するとひとつ前のAndroidを搭載しないといけなくなります。
シェアを確実に伸ばしつつ有るメーカーは最新のAndroidを搭載しておりますが、MeizuはMarshmallowでもAndroid 6.0止まりになるなど、弱さが目立ちます。
3キャリアのシェア
中国移動が6割となっており、中国聯通・中国電信が束になっても敵いません。
docomoとSoftBankは中国聯通、auは中国電信のネットワークに似ております。
地域でのベンチマーク計測回数
広州や深セン、Meizuの本社がある珠海を有している広東省が13万5679回でダントツのトップとなります。
続いて山東省、江蘇省と続いております。
だいたいは人口数と計測回数が一致しております。
10月での人気なスマートフォンは、1920 x 1080のFHDディスプレイにAndroid 6.0.1を搭載している機種です。
あなたのスマートンはこれに該当しますでしょうか?
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