AnTuTuベンチマークを提供しているAnTuTuが2018年6月のiOSデバイスにおけるベンチマークスコアランキングを公開しました。
計測期間は2018年6月1日から6月30日、スコアはAnTuTuベンチマーク Ver.7での平均点、同一機種での1000回以上の計測が必要です。
2018年5月のランキングが以下の記事をご覧ください。
1位はiPad Pro(12.9インチ)で276,098点、2位がiPad Pro(10.5インチ)で275,937点、3位がiPhone 8 Plusで230,496点という結果になりました。
1位と2位はタブレット向けSoCのApple A10X Fusionを搭載しており、3位から5位のApple A11 Bionicよりも性能が良いようです。次期iPad Proでの採用が期待されているApple A11Xはどの様な性能になるでしょうか。
第6世代のiPad 2018はApple A10 Fusionが搭載されているので7位に収まっていますが、同じSoCを搭載したiPhone 7 PlusやiPhone 7とは2万点以上の差をつけています。大きな差を生んでいるのはCPU性能ですが、GeekbenchによるとiPad 2018に搭載されている方が0.02GHz低く、何故差がここまで開くのかはわかりません。考えられるのは、タブレット端末ということで排熱が容易であることから処理能力が落ちにくいのかもしれません。
ちなみにiOSスマートフォンでスコアトップとなっているiPhone 8 PlusはAndroidスコアランキングでは10位になります。この23万点というスコアはQualcomm Snapdragon 845はもちろんのことSAMSUNG Exynos 9810よりも低く、Appleが開発中の次期SoCのApple A12に期待がかかります。
このApple A12はGeekbenchから確認できるスコアを読み取るとCPU性能は据え置きで、GPU性能が飛躍的に上昇していることが伺えます。昨今のスマートフォン市場はどれだけゲームが快適かで評価が下されているのでAppleもその流れを汲み取ったのでしょう。
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