【2017年上半期】AnTuTuが偽物のスマートフォンのデータを公開。SAMSUNG、Appleの偽物が多く出回る

AnTuTuベンチマークを提供しているAntutuが2017年上半期における偽物のスマートフォンのデータを公開しました。

中国現地では「山寨スマートフォン = 偽物のスマートフォン」という意味になり、日本語とは少し異なります。

 

計測日時は2017年1月から2017年6月30日までで、Antutuベンチマークを元にデータを作成しています。

偽物のスマートフォンとして認定されるのは「正規のスペックと異なっている」物を指していますので、正規店で購入した本物のスマートフォンでも意図的に解像度を下げたり、SoCを詐称したりすると偽物として認定されます。

 

偽物の割合

2017年上半期にベンチマークが計測された数は6,957,600回で、その内の205,944回となる2.96%が偽物でした。

パーセントで考えると減りつつはあります。

 

パクリ元メーカーの割合

約半数(43.58%)でSAMSUNGの偽物が一番多く、その次にAppleのiPhone(10.04%)、Xiaomi(7.80%)、OPPO(5.96%)、Huawei(5.50%)となっています。

2014年に急速に伸びたXiaomi、2016年に急速に伸びたOPPO、長く成長を続けているHuaweiの正規価格では買えないけれども、同じ筐体のスマートフォンを所有したいという欲に付け入っている状態です。

 

偽物のスマートフォンの割合

SAMSUNGが圧倒的に多く、11.74%のGalaxy S7 edge、4.61%のSAMSUNG W2017、4.10%のSAMSUNG W2016、2.03%のGalaxy S7となっています。

 

左からSAMSUNG W2017/SAMSUNG W2016

2位と3位のSAMSUNG W2017/W2016は心系天下シリーズと呼ばれる高級な折りたたみスマートフォンとして有名で、社長やエリート社員がステータスで持つような物なので、偽物でもいいからこのステータスを身に着けたいと考える人がいるのでしょう。

SAMSUNG W2017の価格は約18万円、 Snapdragon 820を搭載している高スペック/高価格なスマートフォンです。

 

SAMSUNGを除くと4位にiPhone 7 Plus(3.37%)、10位にiPhone 6s Plus(0.98%)、7位にXiaomi Mi 5(1.51%)、9位にXiaomi Redmi Note 4X(1.18%)となっていて、5000元(83,000円)以上するiPhoneの偽物はわかりますが、1000元を切るスマートフォンにも偽物が多く出回っているという状態には驚きです。

 

偽物のコア数

クアッドコアが半数を超えて54.99%、オクタコアが30.50%、偽物にはもったいないデカコアが9.87%となっています。

オクタコアのSoCはMediaTekだとHelio P10やMT6750Tなど低価格向けに多く使用されているので数値が高いことは理解できますが、現状ではHelio X20/Helio X25しかないデカコアの偽物が約10%も出回っているというのは異常ですね。

 

偽物の解像度

HD解像度が36.48%でFHD解像度が31.25%となっていて、67%以上の偽物がこの解像度を利用しています。

2K(WQHD)解像度は意図的にSoCを詐称したものが偽物としてカウントされていると思います。

 

総括

偽物は年々減ってきてはいますが根絶は厳しいようで、データにある通り2016年に急速に伸びたOPPOの偽物がすぐに作られる市場ですので、事実として根絶は不可能でしょう。

AnTuTuはスマートフォンを購入した際は、包装と付属品を確認し、Antutuベンチマークをダウンロードして正しいスコア、正しいスペック確認するために、是非利用してほしいそうです。

 

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