AnTuTuがベンチマークスコアでiOSとAndroid OSを比較するのは不適当だと声明を発表

AnTuTuがベンチマークスコアでiOSとAndroid OSを比較するのは不適当だと声明を発表

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AnTuTu Benchmarkを開発提供しているAnTuTuが、ベンチマークスコアを用いてiOS搭載デバイスとAndroid OS搭載デバイスを比較するのは不適当だと公式声明を発表しました。

 

AnTuTuによるとiOSとAndroid OSで使用されるカーネルと開発言語が異なっているので、iOS向けAnTuTu BenchmarkとAndroid OS向けAnTuTu Benchmarkは異なるソフトウェアで、2つのバージョンにおけるテスト方法が大幅に異なっているとのこと。

 

更に第2の理由としてGPU性能を計測する際に、iOSはAppleのMetal APIを使用しますがAndroid OSはOpenGL ES APIとVulkan APIを使用するので、同じテストシナリオで計測が行われますがレンダリングメカニズムが異なり、ハードウェアのストレス要件も異なるとのこと。

 

これらの理由でiOS搭載デバイスとAndroid OS搭載デバイスの比較が不適当であるということですが、腑に落ちない部分があるのは確かです。簡単な解決方法としてはQualcomm製やMediaTek製SoCを搭載したiOSデバイスが、Apple製SoCを搭載したAndroid OSデバイスが販売されれば、AnTuTuの望む公正かつ公平な比較を行うことができます。しかし、現実問題としてそのような未来は想像できないので、ReaMEIZUでは今後はAndroid OSとiOSを比較しないようにいたします。

 

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