MediaTekが2018年に発表したプロセッサーの初搭載機

2018年のMediaTekはフラッグシップモデル向けのHelio Xシリーズの開発を中止し、ミドルレンジモデル向けのHelio Pシリーズの開発に注力しました。その結果、今までのMediaTekからは考えられない製品が多く発表され、競合他社のQualcommのシェアを奪いにかかることに成功しています。

今回、MediaTekが2018年に発表したプロセッサーの初搭載機をまとめてみました。簡単なスペックと価格を表記し、発表日は初搭載機の発表月を採用しています。

 

2018年に発表されたのはHelio P60Helio P22Helio A22Helio P70Helio P35Helio P90の6つです。この内Helio P90だけはまだ初搭載機が発表されていません。

驚くことに初採用したのはOPPO(Realme)が2種類、Xiaomiが2種類、vivoが1種類で中国のトップシェアを誇る企業が採用しており、他の企業が付け入る隙がありません。優先供給が存在するのか不明な世の中ですが、ここまで偏っていると有り得る話かもしれないです。

 

簡単なスペックは上図のようになります。2017年のMediaTekのままであれば「う~ん」といった感想が出るプロセッサーを発表していたでしょうが、2018年は大きく変わってどの程度の性能の製品を発表したいのか明確に伝わってきます。ただ残念なことに製造プロセスが12nm FinFETを上回る11nmや10nmを採用した製品が発表されなかったのはもったいないと思っています。QualcommはSnapdragon 675で11nm、Snapdragon 710で10nm製造プロセスを採用しており、“技術力”の観点からはMediaTekはまだまだと言えるでしょう。

 

AnTuTuベンチマークのスコアを簡単に表記してみました。Helio P60とHelio P70、Helio P90がミドルハイ向け、Helio P22とHelio P35がミドルレンジ向け、Helio A22がエントリー向けとなるでしょうか。一応MediaTekはHelio Aシリーズをミッドティア向けとして発表しており、エントリーモデルとは少し異なった意味合いですが、認識としてはエントリーモデルの中でも上位クラスと考えるのがベストだと思います。

70,000点がミドルレンジモデルとエントリーモデルの線引きで、下回ればエントリーモデルで上回ればミドルレンジモデルとなります。

 

未だ初搭載機が発表されていないHelio P90はどの企業が採用するでしょうか。2018年はHelio P60とHelio P70共にOPPOが採用しており、Helio P90もOPPOの初採用が最有力です。

OPPOやvivoは以前からMediaTek製プロセッサーを多く採用していましたが、XiaomiはQualcomm製プラットフォームを多く採用していました。ただ2018年のXiaomiはMediaTekと仲良くなって多くの搭載機をリリースしたと感じています。これが大きく関わっているのか不明ですが、Xiaomiは大きくシェアを伸ばしていますので、他の企業もMediaTekと上手に付き合うとシェアを伸ばすことが出来るかもしれません。

 

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