2018年Q1のスマホシェアが公開。中国メーカーの躍進止まらず

TRENDFORCEによって2018年Q1(1月 ~ 3月)のスマートフォンのシェアが公開されました。

 

スマートフォンの生産台数は中国TOPメーカーのHUAWEI、Xiaomi、OPPO、vivoの驚異的な躍進によって前年比5.3%増の3億4000万台となりました。2018年Q2はフラッグシップモデルの販売と海外市場の拡大によって、更に中国メーカーの生産台数が増加すると予想されるため、5%増を見込んでいるようです。

 

マーケットシェア1位はSAMSUNGで変更はありませんが、中国ブランドとの熾烈な価格競争によってスマートフォンの生産台数が9%減少しているようです。2018年Q2はQ1と同じく7300万台のスマートフォンを製造する予定です。

Appleはシェア第2位につけ、iPhone X/iPhone 8/iPhone 8 Plusの販売が予想を下回りましたが、5600万台の生産に成功。2018年Q2は消費者が購入を控える傾向にあり、4100万台と予想されています。

LGは1350万台のスマートフォンを生産し、そのうちの50%以上が北米市場に出荷されたようです。特に貢献したのはエントリーモデルからミドルレンジモデルのようです。SONYは利益率の高い中堅から高級モデルに重点を置いていますが、中国のトップブランドの価格競争によってシェアが縮小し、220万台のスマートフォンを生産しました。NOKIAはFIH Mobileとのパートナーシップ契約によって独自の流通チャネルを利用し、スマートフォンの生産量が絶えず増加しています。ただ、そんな成長を続けているNOKIAでも付け入る隙がなく、まずはTOP10のシェアを目指して利益を得るよりも地位を確保しようとしています。2018年Q1の生産台数は430万台で、2018年Q2は16%増加する見込みです。

 

HUAWEIは依然として中国では頂点に位置し、SAMSUNGとAppleに次ぐ3位のマーケットシェアを獲得しています。アメリカ市場では挫折しましたが、ヨーロッパ市場で成功し、この流れをインド市場に持ち込むようです。2018年Q1の生産台数は10%増、2018年Q2はフラッグシップモデルの販売により8%増の見込みです。

Xiaomiは2700万台のスマートフォンを生産ました。更にインド市場ではSAMSUNGを上回り、1位になりました。Xiaomiは「ハードウェア成因の利益率を永久的に5%以下に抑える」と発言していますので利益が心配されますが、スマートデバイス、ソフトウェア、AIアプリケーションを推進して顧客の拡大を図り、薄利多売方式の崩壊を防いでいます。このまま好調が続くと生産量の増加によってXiaomiはOPPOと4位で競合する可能性があります。

OPPOとvivoは2017年Q4での需要の低迷によって高在庫に直面し、生産計画を大幅に削減して在庫水準を調整しなければいけませんでした。ただ、上手に在庫をさばいたことによってそれぞれ2018年Q1は10%と2%増加しました。2018年Q2の生産台数は昨年と同じくそれぞれ3300万台と2900万台になる見込みです。

 

マーケティングにおける大きな動きとしてOPPOとvivoは以前のようなオフライン店舗の拡充ではなく、流通経路の運営や管理コストを削減し、利益を上げることを目指してECサイトでの運営に力を入れ始めているようです。

vivoはサッカーワールドカップの公式スポンサーとなっており、この広告戦略が上手にいくかTRENDFORCEは注視しているようです。

 

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