Snapdragon 865は1+3+4のオクタコア構成、GPUはAdreno 650を採用

Snapdragon 865は1+3+4のオクタコア構成、GPUはAdreno 650を採用

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突如Geekbenchに姿を現したQualcomm Snapdragon 865と思われる「QUALCOMM Kona for arm64」ですが、Geekbenchが用意している開発者向け隠しコードを利用することで画面に表示されていないスペックがいくつか判明しましたので紹介します。

 

Snapdragon 865と思われるKonaは誰でも見られる表示ではオクタコアのプラットフォームで、CPUの最低クロック数が1.80GHzであることがわかります。開発者向け画面を表示させると更に細かい性能が書かれており、CPUは1+3+4のオクタコア構成で、1コアは2.84GHz、3コアは2.42GHz、4コアは1.80GHzであることがわかりました。

これは驚くことにSnapdragon 855の構成とクロック数が全く同じになっており、Qualcommにおける最も安定するコア構成やクロック数が見つかった可能性が考えられます。

 

更にCPU性能を計測することに長けているGeekbenchですがGPUの型番も記されており、Adreno 650となっています。Snapdragon 855やSnapdragon 855 Plusに搭載されているGPUはAdreno 640なので、Adreno 650を搭載している「QUALCOMM Kona for arm64」は間違いなくSnapdragon 855とSnapdragon 855 Plusの後継機として開発されていることがわかります。

残念ながらどの程度のGPU性能を有しているかまではわかりませんが、名称がわかるだけ大きな情報です。

 

“Kona”はGeekbenchによると試作機ながらSnapdragon 855 Plusと比較してシングルコア性能は15%、マルチコア性能は8.5%の性能向上に成功しています。今回計測されているのは試作機なので、実際に商用製品に搭載されるともう少しだけスコアが伸びます。

 

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